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はじめに(おことわり)

 エッセイってふと話のネタ思いつくことが多いですね。そんなこんなで、今回が第四弾になります。そして、四弾目にしてようやくまともなヤツかもしれない。

 まずは「俺/私はいわゆる読み専だ」という方。あなたはこのネット小説という、広大な海の中でご自分の好みの作品を探し求めているわけですから、何かしら好きな小説やマンガがあることと思われます。

 そして「僕/ワシはいわゆる書き専だ」という方。僕の同士です(失礼)。物書きさんが小説を書き始めた理由というのは人によって様々かと思われますが、僕のように「○○という小説/マンガが好きで、こんな世界観を今度は自分の手で作ってみたい」と思い小説のようなものを書き始めた、と言う方もそこそこおられると思います。今回はそんな「××に影響を受けて」創作を始められた方に、こんなのどうですか、と言うだけ言ってみるというエッセイでございます。



 本題に入りますが、みなさんは仮面ライダーをご存知でしょうか。

 馬鹿にすんなと。そんなん誰でも知っとるわ、とおっしゃる方もおられるかもしれませんが……

 子どもの時に憧れるヒーローですとか、あるいはそういうテレビなどって、仮面ライダー派とウルトラマン派に分かれると、僕は勝手に思っています。女の子だとプリキュア派も多いかも。

 僕はウルトラマンもプリキュアもあまり見たことがないので何とも言えないのですが、仮面ライダーだけは、家族ぐるみでよく見ていました。具体的に申し上げますと、「仮面ライダー555(ファイズ)」から、「仮面ライダーフォーゼ」の途中まで。

 仮面ライダーもウルトラマンもそうなのですが、主軸は正義のヒーローと悪役怪人との戦いです。だいたいのお約束として正義の味方が大敗することはあんまりないし、あったとしてもリベンジマッチで悪役の負けになります。

 しかし正義のヒーローにだけスポットが当てられて、悪役はただ邪魔がしたいだけ、いつもいつもやっつけられる側、という構図、あるいはストーリー展開は単純だし、何より作者自身、書いていて飽きるのではないか。悪役にも悪役なりの思いがあって、悪役をやっている。そんな事情をにおわせるだけで、だいぶ違ってくると思うのです。

 もちろん、あまりそういう事情を見せずに大成功している作品もあります。チビッ子たちに大人気のヒーロー「アンパンマン」も、その一例ではないかと僕は思います。無論主人公であり、正義のヒーローとして他の登場人物たちから頼りにされているアンパンマンの敵は、ばいきんまんです。しかしばいきんまんにもし、アンパンマンの目論見をどうしても阻止しなければいけない、もっともらしい理由があったとすればどうでしょうか。アンパンマンがそういう背景を見せてしまうアニメだったなら、子ども受けはしなかったんじゃないかと思います。アンパンマンはみんなにとっての希望、正義のヒーローで、ばいきんまんはいつも悪いことばかり、人が悲しむようなことばかりする悪者。それぐらいはっきりした、分かりやすい構図の方が、子どもにも受けがいいはずです。

 ただそれを小説でやるのは少し違うような気がします。対象もチビッ子であることは少ないでしょう。ヒーローが人間やそれに近しい存在であるのはもちろんのこと、悪役も同じ人間であることが多いです。そうなればヒーローが悪役を倒すことは時として暴力、行き過ぎれば殺人ととられかねません。ヒーローもこんなことをしていいのだろうか、という葛藤が生まれるでしょうし、悪役も自ら殺されるのを望むようなMでない限り、どうすれば自分が死なず、かつヒーローの目的を阻止できるかを考えるでしょう。ヒーローを止めなければならない、悲壮な背景があるやもしれません。この「フクザツな事情」を描くのに、仮面ライダーは参考になるかもしれない、というのが今回の僕の提案です。


 まず仮面ライダーには大きく分けて、二つあります。昭和ライダーと、平成ライダーです。昭和ライダーと言えば藤岡弘、さん主演をはじめとした、元祖仮面ライダー。平成ライダーは主演その他にイケメン俳優を多く起用した、現代のニューヒーロー。……と言いましたが、実は僕は昭和ライダーについてほとんど知識がありません。すみません。

 今回おススメしたいのは、平成ライダー。その中でもいわゆる、平成一期の仮面ライダーです。現在放送中の仮面ライダービルドは、第19作目に当たります。これら19作のうち、前半10作が平成一期、後半の9作が平成二期と呼ばれます。先ほど僕が見ていたのは「555」から「フォーゼ」の途中まで、と申し上げましたが、555が第4作、フォーゼが第13作です。

 もちろん平成二期が悪いというつもりは決してなく、単に見ている数が少ないのと、平成一期の方がより幼い頃に見ていて全く分からなかったけど、最近改めて見直してみて感動した、ということもあって、今回は平成一期の仮面ライダーの(一部の)ご紹介になります。

 次話から各仮面ライダーを、完全なる僕の主観でお話しします。で、重ね重ね申し訳ないのですが、第三作の龍騎はだいたいこんな話だった、というのしか知らないし、第一作のクウガと第二作のアギトについてはほとんど何も知らないので、そこのところご了承願います。また情報は僕の記憶をWikipediaで補完する形になりますので、間違っているところがあったらぜひご指摘等お願いいたします。

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