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土の魔道士はモブで生きたい  作者: Pinekey
第2章 ガルム土国編
24/31

第22話 祠part4

更新遅れてすいません!

↑これ毎回言ってる気がしますが、本当に申し訳ないです。

少しずつブクマや、アクセスが増えていってとても嬉しいです。

これからもだんだんと続けていきますのでよろしくお願いします!

最後に2.3行文が抜けていました。申し訳ない。

「...なるほど。それで、猫人族との関係を修復ですか...」

「出来そうですかね?」

「うーん、とりあえずは時間をかけて徐々にやっていくしかないですね...

でも、土屋様のお願いならやって見せます!」


あの後戻ってきたのは結構遅い時間だったので、直ぐに風呂飯等を済ませて寝ようと思ったのだが、風呂から出たところでアリス様につかまった...またか。

まぁ、俺も話したいことがあったからちょうど良かったんだけど...


「それでですね......そろそろ降りてもらってもいいですか?」

「いやです。」

「いや、俺なんかが姫様を膝の上に乗せてたら怒られちゃいますよ!?」

「王族も元をたどれば勇者です。つまり勇者と王族は対等の地位なのです。誰も文句はいえません。

それに...」

「それに?」

「私もお願いを聞いたのです。私のお願いも聞いてもらっても良いのでは?」

「ぐ...」


猫人族の村で起きたことと、その後の事を説明して関係の修復を申し出たら、話を聞く代わりに膝の上に乗る権利を要求された...

その上口がよく回るから言いくるめられた...

この子本当に12歳か!?


「今日は星が綺麗ですね...」


諦めて別の話をする。ちなみにだが、この世界にも星はある。

とはいっても、宇宙があるかどうかと言われたら流石にそこまではわかんないけど。

空でキラキラと光る星はいつもより輝いて見えた。


「今日は1ヶ月に1度の星の日なのです。この日だけは星の光が強くなると言われています。」

「へぇ...不思議ですね...」


やっぱ地球の星とは原理...というか概念そのものが違うのか?


「あ、流れ星...」

「土屋様と結ばれますように。

土屋様と結ばれますように。

土屋様と結ばれますように。」

「......」


そうは言っても俺はロリコンじゃない!断じて。

好いてくれるのは嬉しいんだけどね。


「土屋様は何をお願いするのですか?」

「無事に魔王との戦いが終わりますように。かなぁ...」

「それは...勇者らしくて素敵な言葉ですね。」


うん、この子どう見ても12歳じゃないわ。

雰囲気が俺なんかよりずっと大人だもん。


「それでは、そろそろ部屋に戻るとしましょうか。」

「はい。では"お姫様抱っこ"で。」

「...はいはい。わかりましたよ、お姫様。」


諦めてアリス様をお姫様抱っこする。軽いな...



「土屋様。」

「はい、なんでしょう。」

「魔王討伐に向けて努力したり、この国を良くしようとしてくれるのはとてもありがたく思います。

土屋様の優しさは周りの人々をこれからも助けていくでしょう。」

「別にそんなに...」

「ですが!無理は禁物です。この前の様に魔族の襲来があるかもしれないのです。

私なんかが心配する事では無いと思います。ですが、気をつけていてください。そして、周りにもっと頼ってください。」

「...お言葉ですが、アリス様。」

「はい、なんでしょう。」

「勘違いされてるかも知れませんが、僕は魔力が大きいだけで周りに頼らないと生きていけない、ちっぽけな人間ですよ?」

「ふふ、そうですか。それなら安心ですね。」


そんな話をしていたらアリス様の部屋の前だ。


「それでは、ありがとうございました。

またお話しましょうね。あ、それと土屋様。」

「はい。」

「ちょっとこちらに...」

「?はい...」


チュッ


...今何された?


「私はメイティさんに負けませんからね?いつか土屋様が魔王を倒した時には、その唇を頂きますね。」

「は、え、いや...」

「それでは、おやすみなさい。」


ガチャ


...本当に12歳か?


ーーーー

翌日

...

......

.........

現在、俺はWAVE99の敵を倒した所だ。

まぁ、魔力切れが起きなくなった...いや、空中から吸収してるからいつかは切れるだろうけどね。

おっと、そんな事考えてる場合じゃないな。

WAVE99の敵はバフォメットという名の山羊の魔物だ。

大体見た目の予想はつくと思うけど山羊の獣人を禍々しくした感じのやつ。

右手と左手に鉈を持って振り回し、全属性の魔法を使ってじわじわと追い込んでくる。

さっきから何発かアースブリューナクを打ち込んでるけどなかなか倒れない。

タフなやつだ。


『魔力ドレイン!』


こまめに空中に霧散した魔力を回収していく。

こうでもしないと戦えないぜ、こんなやつ。

てか、マジで死なねぇぞこいつ。なんか特別な倒し方とか無いのかよ!


「グガアァァァァァ!!」

「おわわわわっ!」


鉈を振り回して突進してきた。

疲れてきたせいで回避が少し遅れた...

どうするか...アースグングニルを使えば流石に倒せるだろうけど、アースグングニルの後に魔力ドレインで回収...出来るのか?

回収できるならデメリットが無くなるから良いんだけど、回収できる保証がどこにもない。

とりあえずは粘るしか...


「グガ!グガァアア!グガァァアアアアア!」


バフォメットの鉈が黒く染まっていく。

あれは闇魔法か。武器強化魔法とかそんな感じのやつだろうな。

あれ食らったら間違いなく詰む。

くそ...どうするか...

やるしかないか...


『大地よ!我が魂の呼び声に応え、目の前の敵を滅ぼす槍となれ。神敵を討ち滅ぼす槍の名を冠す槍よ、地神ガイアの名を以て裁きを下さん!"アースグングニル!"』


目の前に現れた槍は10本。MAXで打てば15本だったから割と消耗してるのかもしれない。


「沈めぇぇぇぇえええ!!」

「ガァァアァァアアアア!!!」


『WAVE99、クリア。』


「よし!あ、『魔力ドレイン!』」


魔力が体に戻ってくる。ちゃんと使えたのか...でも、戻ってくる量が減ってるな。

流石に大技を魔力ドレイン使って連発は無理か...


『WAVE100を開始します。』


「よし、とりあえず祠の表のラスボス。かかってこい!」


目の前に魔法陣が現れ、周りに暗雲が立ち込める。

魔法陣から現れた敵は...


魔王だった。

読んでいただきありがとうございました。

よろしければ評価、感想、誤字指摘をよろしくお願いします。

続きはできたら、明日投稿します。

あと、前書き後書きの古いものは消していきますので、あしからず。

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