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彩に優しく  作者: 神月優夜
異国の砦
1/4

少年2人の夢

お目汚しすみませんm(_ _)m

戦争物です。初投稿ですので生温い目で見てやってくださいませ…。

厳しいお言葉・評価大歓迎です\(^o^)/

太平洋戦争または大日本帝国軍を多少想起させる描写・表現ございますので閲覧にはご注意下さいー

また作者は戦争について無知ともいえる身ですので読者様によっては不適切・不快に感じる部分があるかもしれませんが、何卒ご容赦下さいm(_ _)m

あくまでフィクションですので!

戦争が始まった頃、私達はまだほんの幼い子供だった。

「西城、俺は、大きくなったら海軍に入るぞ。」

小学校の帰り道である。二宮は空を駆け抜ける鉄の塊に、目を輝かせて言った。

「立派な兵隊になって、きっと飛行機乗りになるんだ…!」

そんな二宮に呆れ顔をして見せながらも、実は私もまた、すごい勢いで飛び去って行く機体に、目が釘付けだった。

「僕もだ。」

気付けば私はそうこぼしていた。

「僕も、きっと、飛行機乗りになる。」

そんな私達の頭上を、小型戦闘機がブオーンと大きな唸り声をあげて、悠々と大空を羽ばたいていったのだった。


私達が住んでいたのは、海軍の飛行操練所からほど近い地域であった。私達が、自由に、気持ち良さげに大空を滑空する戦闘機パイロットに憧れたのも必然といえよう。

同じ尋常小学校に通った二宮とは、ライバルであり、親友だった。そして、なにより私達は、同じ夢を持っていたのだ。

私達には、無限の可能性があった。まだ見ぬ未来は、希望に満ち満ちているものだと信じ切っていた。だから、私達が10を数えた年、二宮が遠い土地に越すことになった時も、私達は青空の中での再会を夢見て、笑顔で別れることができたのである。



その頃には、想像すらしなかった。

まさか、こんな泥と埃だらけの、異国の砦で邂逅を果たすことになるなんて。

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