疑問すぎるテスト
第三問から、読んでみてください。
よっしゃぁぁぁ!今日は、まともな授業が無かったぁぁぁぁ!!
「今から、国語の抜き打ちテストを始める。全員筆記用具以外全部、なおせ。」
「「えぇぇぇえぇ!!!」」
ふざけんなよ…、何の勉強もしてないのに、テストなんかできるかぁぁぁぁあ!!!
「それじゃあ、配るぞ。」
こんなのやってられるか…、思ったこと書いてやれ!成績なんて気にするもんか!
「じゃあ、始めろ!」
バッ
「一問目は『次の述語の活用形を答えなさい。』」
結構、めんどくさい問題だな。第一問目は……
「『第一問、石。』」
…………、石って固有名詞ってやつじゃないんですか?とりあえず、述語ではなく名詞ですよね。名詞に活用形があるんですか…?中学一年の俺は、習ってませんよ。あるなら、教えてくれ。
「………もう、書けませんで、いいか。二問目は…。」
「『第二問、千本の桜。』」
また、名詞だぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!!述語だろ、答えるのは!なんで、問題が名詞なんだ!何を答えさせたいんだ!
「これも、書けませんでいいよな。次は、まともであってくれ…。」
「『第三問、過ごし方。』」
よし、やっと述語……、これ述語じゃないよな。述語が変形して、主語になったものだよな、正確には、わからんが。
「これも、書けません…。絶対に成績下がったわ、これ。」
とりあえず、続きやろ、第二問目は…、
「『次の漢字の読みを答えなさい。』」
これは、普通に出るだろ。一問目は…、
「『第一問、湯場。』
これなんて、読むんだ!もしかして、湯葉なのか!?湯葉で合ってるのか!?
「もう、ゆばって書いておくか、さて、次は…。」
「『第二問、sunny』」
……これは、漢字じゃない。英語だ、漢字を答えろって言ってるのに、何で、英語が、出てくるんだ…、もう意味が分からん。
「…サニーでいっか、次は…。」
「『第三問、駱駝。』」
これは、習ってねぇ!読めるか!なんて読むんだこれ!?
「放置でいいか、次は…。」
「『第四問、泡沫。』」
これも、読めん!何なんだよ、この無駄に難易度の高い読みは!?
「これも、放置。次は…。」
「『第五問、愛猫。』」
なにこれ、あいねこ?
「あいねこっと。これ、何問あるの?多くない?まぁ、いいか。次は…?」
「『第六問、草薙剣。』」
まったく、読めん。何じゃこりゃ。昔の話で聞いたことがあるよな、無かったような…。
「もういいや、飛ばそう。次は…。」
「『第七問、鰆。』」
これは、簡単なのか、微妙だな。
「さわらっと、次は…。」
「『第八問、濠太剌利。』」
な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁあぁあああ!!!まず、これ日本語か!?ご、ごうたしり?こんなの読めるかぁぁぁぁぁ!!!
「放置確定。次は読めるものであってくれ……」
「『第九問、墨西哥。』」
もっと、読めねぇぇえぇぇぇ!!!この問題、頭の悪い人には、鬼畜すぎる!読めるか!
「もう、読める問題があるのか…?」
「『第十問、勃牙利。』」
もう、絶対日本語じゃねぇだろ!こんなの見たこと無いぞ!
「もう、無理…。」
「『第十一問、一二三。』」
これは、なんだ…?いちにさん?
「いちにさんっと、次は…?」
「『第十二問、鱸。』」
俺は、もう解けない。読めない…!これで問題は、終わりか…。読めないの多かったな…、絶対点数低いわ…。
次の日
「豊田、テスト取りにこい。」
「はーい。」
もう、答え合わせが終わったのか…、0点じゃ無けりゃいいけど…。
「豊田、45点だ。先生のミスの所を抜いても、鰆しか合ってなかったぞ、少しは、勉強しろ。」
「…はい。」
あんな漢字ばっかで読めるか!!せめて、これの答えを書いてる紙をよこせ!なんで、自分の解答用紙だけなんだ!意味の分からない問題ばっか出しやがって!次はもっとまともな問題をだせ!
「でも、45点は、ちょっとがっくりくるなぁ…。」