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一話

はじめまして、初めての投稿です。

よろしくお願いします。

様々なミスもあると思います。

軽い気持ちでゆっくり読んでくださったら幸いです。

神様、私の小さな声を聞いてくださるのならどうか耳の穴かっぽじって聞いてください。

世界の理不尽な悪を取り除き、皆の心を一つにしてください。

全知全能なんでしょやってよ。

心の中で考えるのはいつもこんなくだらないことだ。

授業に飽きて、先生の話を聞きながら、睡魔と戦い1時間を過ごす。

ふと横を見れば、机に突っ伏して寝ている友達がいる。

いっそ私も寝てしまえばいいんじゃないかという邪念も生まれたが、授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、目が覚める。

休み時間が始まり、生徒達が騒ぎだす。

私達は単純だ。

嫌なことからは、簡単に逃げ出すが自分にはとことん甘い。

あまりに弱すぎる生き物だ。


…おっと、くだらない事考えてないで私の為にこの

10分を使わなきゃ。


休み時間は貴重だ。校則を破らなかったら何やってもいい。私の学校は携帯の使用は特別な事がなければ原則禁止だが、基本的に生徒は守らない。私達は先生の目を盗み、携帯をいじってしまう。そこには、深い意味があるわけではない。1人はゲームをし、1人は電話する。1人は現実から逃れるために。1人は何かを求めるために携帯を使う。無論これだけでは無いが、様々な理由がある。


…なんだ?私が休み時間に何をするのか気になるのか?フフン私は何も特別なことをヤッてるわけじゃないさ。


ここは教室だ、そして私は一人寂しく教室で貴重な10分を使う奴じゃない。当然友達もいる。イマジナリーフレンドじゃないぞ?ホレホレ近づいてきた。


「ねぇ?さっきの授業生きていられた?」

「まぁね」


別に授業が生死を分ける殺し合いの場ではないが、私達はよく授業で眠らずに起きていたことを「生きる」睡魔に負けて寝てしまったら「死んでしまった」と比喩している。ことを知らない人が聞いてしまったら、ビックリしてしまうだろう。


「ほんとに?凄いな~私は死んでばっかだよ〜」

「簡単に死ぬなよ」

「でもあの授業なんか眠くなんない?」

「ちゃんと聞いていたら生きていられるよ」

「それでその〜…」


まぁ2年の付き合いだ次に出てくる言葉なんか容易に予想できる。


「「ノート見せて」!」


あたった


「あひっあははは」

「何笑ってんだよ〜」

「いいよ、また!見せてあげるよ」


そう言うと友達は机と机の間で片膝をつき、まさに女王に忠誠を誓う体勢だ。ただ私がだすのは手の甲ではなく、ノートだがな。


「ありがたき幸せ」

「うむ、日々精進せよ」


「「あははははははは」」


…まぁこんなもんよ、こんなくだりを片方が授業中寝てしまったらヤッている。おっもう2人トイレから戻ってきたようだ。


「また死んじゃったの?」

「もうちょっと真面目に授業に受けたら?」


2人は2年になってからできた友達だ。とても仲が良い。パット見たところ、2人は正反対な見た目をしている。片や正統派美少女、何も知らずにアイドルだよ〜って教えたら納得してしまう美貌をしている。片やメガネのべっぴんさんや、別に隣の美少女のコバンザメじゃない。彼女も十分麗しい見た目をしている。昔ちょっとしたいざこざがあったらしいが、こんなにも仲良しのんだから昔なんかどうでもいいよね?2人の解説終了。


「ム…じゃあアンタたちは大丈夫なのかよ」

親友が「ムっ」とした表情で聞く


「当然」メガネの麗しき娘が答える


「そりゃあ…」正統派美少女が答える


「私もお願いします…」とノートを力無く開く。


途中で力尽きたのが分かる。どうして分かったか?なぜならそこには途中で力尽きたのが分かる文字列が並んでいた。正確に言えば文字と言えないふにゃふにゃな線である。


「あははあひっあひっあははは」

「うひっあはっあははははは」

「はー」

一人ため息を出すメガネの麗しき娘である。


「うっ笑うなら笑え!」

「あはっでも私のノート一つしか無いからな〜w」

「じゃあ私のノート見せてあげるよ」

麗しく優しい娘が言う。

「うぅ…ありがとう」

美少女はそう言うと麗しき娘に抱きついた。

「暑い」

と一蹴した。

「なんだ私と一緒じゃないかw」

「少なくともアンタよりかは遅く寝たわよ」

「どっちも五十歩百歩よ」

麗しき娘がツッコミをする。それがさらなる笑いを誘う。

「「「あははは」」」


キーンコーンカーンコーン


「あっなっちゃったね」

「そーだなじゃあ次の授業は真面目に受けますか」

「当然」

「じゃあ生きてまた会おう」


まさに死亡フラグみたいだ。戦争に行こうってもんじゃないけど。まさに何らかの戦いに行くかのような言い草だ。


…どうだ?別に普通に休み時間を過ごしていただろう?なんだ?まさかイマジナリーフレンドを産み出して1人でゴニョゴニョ喋っているんじゃないかだって?なわけ無いだろ、そんな頭飛んでないって。

おっと先生が来た授業に集中しなくては。


「それじゃ授業を始める。号令!」

「起立、気おつけ、礼!」

「「「「「「お願いします」」」」」」


…あぁ私は幸せだ授業を受けれる、ご飯を食べれる、友達がいる、恋ができる、妄想できる、勉強できる、感情がある、理解できる、生きていれる。


…幸せすぎる私がこんなにも幸せで良いのだろか?私ほど幸せな人がいるのだろうか?


でも完全じゃない。


なぜ人は生きているのに完全に幸せになれないのか?私は全力で生きている。全力で生きているのに完全な幸せを味わえない。


何が欠けている?


なぜだろう気持ち悪い、どこから来るのだろうか?確かに私は幸せだ。だが気持ち悪いモヤモヤがこの体をグチャグチャに蠢いている。幸せだ、幸せなはずなんだ。


これは私だけなんだろうか?いや、私だけであって欲しい。私以外がこんな思いをしないで欲しい。

私がおかしいだけでみんな幸せなはず。こんな正解のないような感情を抱かないでほしい。


嫌だ…幸せじゃない…苦しい…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛い…辛


ねえ神様?ナゼこんな苦しみを作ったの?


ねえ神様?私は何が足りなかったの?


ねえ神様?私は何をすればよかったの?


ねえ神様?もし小さい私の声が聞こえるのならさ


せめて私以外のみんなが幸せにして欲しいな。


―――次のニュースです。

昨夜12時頃、〇〇県〇〇市〇〇川の河川敷にて女子高校生の遺体が発見されました。他殺の疑いで警察が調査を続けています。

どうでしょう読んでいただいたでしょうか?

恥ずかしながら文才のない私が書いた文を読んでくださったなら、私はとんでもない幸せ者です。

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