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無口なJKのダンジョン配信  作者: ジンジャー・ウイスキー
エピソード1 ダイバー配信
8/48

VS鬼神の欠片

第4階層


いくら巨人とはいえ1体ずつなので、冷静に確実に1体ずつ倒して行く。


"はえ~"

"サイクロプス相手にソロでここまで安定して戦えるとは"

"コレで今日が初めてのダンジョンたからね"

"道場で基礎体力を鍛えてたから地力が違うんだね"

"武術も納めてるからね"


扉に触れ、開ける。

すると濃密な殺気が飛んできた。


"やっぱりオーガか~"

"?、なんかおかしくない?"

"ホントだ普通ならゴブリンの進化系だから緑色のハズ"

"血のように真っ赤なんですがそれは"

"まさかユニーク個体?"

"いやどんだけ鬼畜だよ"

"やべぇ、マジでやべぇ"

"鑑定スキル持ち居ないか?居るなら奴を見てくれ"

"俺が見てみよう"

"鑑定ニキ、キター!"

鑑定ニキ"鑑定出来た、ユニーク個体、酒呑童子の欠片と出ている"

"は?"

"最強の鬼やんけ!"

"欠片?"

鑑定ニキ"オーガに酒呑童子の魂の欠片が宿っているそうだ"


私はゆっくりと近付く、今までの敵とは比べ物にならない、流石に死ぬかもしれない。

互いに動かないまま、睨み合いが続く。

先に動いたのはオーガの方だった。

オーガとてつもない速さで近付き殴りかかって来た。

私は辛うじて反応したがメイスでいなしきれず柄が曲がった。

私は壊れたメイスを投げつけて素手で戦うことにした。

そこからは耐久勝負だった。

オーガが素早く拳や足で攻撃してくるのを柔術で迎え撃つ、失敗すれば私が吹き飛ばされ、成功すればオーガが宙を舞い地面に叩き付けられる。

不思議なことに私が吹き飛ばされた後は、追撃してこない。

まるで私をためしているようだ。


"どちらもやべぇ"

"頑張れ!"

"負けるな!"

"どちらもスゴい"

"歴史に残る戦いだ"


やがて決着がついた、私は吹き飛ばされても受け身を取り、打撃によるダメージだったが、

オーガは受け身など知らず、何度も叩き付けられ

漸く魔石とアイテムにかわった。


私はその場に座り込み一息ついた。


"おめでとう!"

"おめ"

"吹き飛ばされる度にパンチラやパンモロしててそれどころでは無かった"

"わかる、いくら水着だと分かっててもそちらに目が行っちゃう男のサガ"

"水色と白のストライプはズルいよ"

"お前ら戦いの感想を言えよ"

"戦いの感想だよwww"

"ドロップアイテムは黒い鬼のお面?"

"随分メカニカルな鬼のお面だな"

"これ口のところ開くギミックじゃないか?"

"拾ってみなよ"


私は先ずは大きな魔石をマジックバックにいれる。


"大きいな流石はBランクのユニーク個体"


そしてお面に触れた瞬間、体の自由が奪われた。


"?"

"どうした?"

"触れた途端に動かなくなった"

"大丈夫か?"


私の体は勝手に動き、元の狐面を取って鬼の面に付け替えた。


"うお、めっちゃ美人"

"可愛い"

"美少女"

"なんで今更素顔を?"

鑑定ニキ"ヤバい"

"鑑定ニキ?"

鑑定ニキ"そのお面を鑑定した、すぐに離せJKちゃん!

そいつは呪われている!"

"!?"

"触れてから動きがおかしいのはそういうことか!"

"鑑定ニキ、あのお面の所持スキルは!?"

鑑定ニキ"アイテム名〔酒呑の面〕スキルは【狂戦士化】"

"つまり、バーサーカーになると?"


そして私の体は立ち上がった。


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