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不思議な関係  作者: 三愛 紫月


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少し楽になれたかな?

あの人と話した。


少し、気持ちが楽になった気がした。


俺は、お風呂を沸かす。


その間に、芹沢龍君の舞台を探していた。


あの人がいけるとこは、たぶんここだな。


芹沢龍君とは、役者仲間で仲よくやってる。


何度も飲みに行ったりもした。


休みの日に、あの人が会ってくれなかったら芹沢龍君の舞台の日にあの人を探してみよう。


お風呂が沸いた。


湯船に浸かりながら、あの人と同じ気持ちなはずだ。


こんな事を言ったらおかしいと思われるだろうけど、あの人と俺は今間違いなく同じ気持ちだ。


あの人が、大好きで大切だ。


今まで、他人にこんな事思った事はない。


親や兄弟に思う気持ちかな?


それとも違うのか?


まだ、俺自身もフワフワしてつかめない。


でも、あの人が大好きで大切なのは本当だ。


失いたくない、手放したくない。


せっかく見つけたのに


せっかく見つけられたのに


心が、そう思ってる。


やっと会えたって言ってる。


これが、結婚相手だったりしたら一番幸せを感じたりするのかな?


でも、それだったらあの人と喧嘩もするよな、もし離婚とかなったら終わってるわ。


あの人の事、失いたくない。


何か本当、片割れ見つけたみたいな感じだ。


最初から、興味もったもんな。


あれだけの人の中で、俺。


見つけたって感じた。


ドキドキもしなくて、ザワザワもしなくて、ただ、ただ、穏やかだった。


そんな人出会った事なかった。


本当に不思議な気持ちなんだよ。


♪離さないで 離れないで


強く抱き締めた♪


さっきより、ましかな。


俺、ちゃんとしなきゃjewelの曲に心のせれないな。


あの人に出会う前の歌なのに、何でだろう


心のせれないなんて、変だよな。


あの人と話せたのに、心が軽くならないのはあの人にサヨナラを言われたからだよな。


楽しかった。


本当に、楽しかった。


俺は、風呂からあがる。


ブーブー


「はい。」


「和馬だけど、明日これそう?」


「うん、ごめん。心配かけて」


「あのさ、巽ってあのおばさん、大事なの?」


「何で?」


「いや、何かあのおばさんとあったのかなって?彼女とは、別れたの知ってるから、あのおばさんぐらいかなって?」


「別に。連絡しないって言われただけだよ。」


「そっか。まぁ、週刊紙に撮られると面倒じゃん。」


「あの人と俺が、何で撮られるんだよ。電話やメッセージだけなのに…」


「わかんねーじゃん。お金に困っておばさんが売るかもしれないじゃん。」


「あの人は、そんな事しねーよ。」


「なんで、わかんだよ。」


「わかるよ。あの人は、そんな人じゃないよ。」


「人なんてわかんねーだろ。今回だって売られてんじゃん。jewelダメにだけはしてほしくない」


「わかってるよ。」


「じゃあ、明日な」


「あぁ。」


イライラした。


和馬が、jewelを大事にしてるのはわかる。


俺だってそうだよ。


あの人が、jewel潰すみたいな言い方やめてほしい。


あの人は、何もしないよ。


俺、ちゃんとわかる。





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