感想:阿吽の夜叉
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作者:鹿山京璽
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まずはあらすじから。
とても丁寧で過不足なく書けてると思うけど、改行が多いのも含めて個人的にはちょっとクドいかな…
夜叉の守り歌
子守り唄カッコイイ!(笑)
プロローグ
日本人にしては、『堀→彫り』の深い顔立ちをしていた。
「!」や「?」の後のスペースは、半角じゃなくて全角の方がいいと思う。
いや、テメェが堕ちてんのかよ。
↓
あらすじとか夜叉の守り歌を読んだ感じ、硬い雰囲気の小説だと思ってたけど、日常シーンは結構ライトなのね。
第1話 蟲出しの雷
字下げが全角スペースひとつ分多いから見づらい。
ルビが多いのは親切なんだけど、ちょっと稚拙に見えるから、難読以外は思いきって減らしてみてもいいかも。
固有名詞のルビは最初だけでいいと思う。
三点リーダがひとつで使われてる箇所がある。
「……………」→「…………」
沈黙は三点リーダ4つ連続が一般的。
めちゃくちゃスルスル読める文章。
第2話 息差しの熱
えっ、天鬼兄弟って味方なの?
第3話 春眠暁を覚えず
鬼に角がある、と『う(不要)』いうのはなんとなく納得する特徴なのだが。翼、というのは考えたこともなかった。
↓
海外だと鬼は悪魔みたいな扱いらしいし、悪魔なら翼が生えてても不自然ではないかなあ。
それはちょうど、烈圭の連日の体調『不慮→不良』の症状が出始めた時期とピッタリ重なっていた。
「じゃ────死ね」
↓
急展開!
第4話 交錯の紬糸
「すみません、ついベッドの上ではしゃぎました」
↓
烈圭可愛い。
第5話 天上の鬼
藍之仁は悪魔じゃなくて鴉天狗の血が入ってるのね。
興味深いけど若干説明が長く感じてきた…
第7話 花落つること知る多少
一口味見したつもりが、逆に田舎に骨までしゃぶりつくされる運命に陥った
↓
めちゃ笑った。さすが田舎ベテラン(笑)
第8話 煙草と蓮華と天道蟲のエスケイプ
さてどう対処したものかと、藍之仁は頭を捻『らせ(不要?)』る。
「第8話 煙草と蓮華と天道蟲のエスケイプ」まで読みました。それぞれのキャラが立っていることや、物の怪とのスピード感のある戦闘シーン等、楽しく読めました。特に主人公の烈圭は普段は少し抜けている女の子といった感じで可愛らしく、好感が持てました。文章力も高く、かなり読みやすかったです。
ただ、時々、セリフの内容と同じことをその前後の地の文で書いてることや、ほぼ1話まるまる説明に費やす(天鬼家の血の繋がりの件)辺りは、テンポが悪く感じました。読んだところまでの印象になりますが、ライトめな内容に反して、あらすじや本文冒頭に硬い印象を感じるので、もう少し見せ方を考えてもいいかなあとは思います。
感想は以上です。




