感想:地球最後の日、その少女は恋を知る。
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作者:Nanashi
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まずはあらすじから。
終末系は結構好き。キーワードにギャグが入ってるのも楽しみ。
字下げが欲しい。
一人称の小説として見た場合、冒頭が説明調なのが没入感が薄れる。
「…」→「……」
三点リーダ(…)は偶数個連続させるのが一般的。
頭がおかしくなったとしても、地の文で自己紹介(風香)は不自然で没入感が薄れる。
簡潔にいうと両親も仲の良い友達も彼氏もいな『い(不要)』ければペットすらおらず、〜。
女子高生にしては若々しくない地の文だな…変わり者とも思えるけど。
会話文の末尾は句点をつけないのが一般的。
アラビア数字の全角半角は統一する方がいいと思う。
文章の途中に「!」や「?」を使う場合、その後にひとつ全角スペースを入れる方がいいと思う。
時々、読点が少なくて目が滑る。
「…(沈黙)」→「…………」
沈黙は三点リーダを4つ連続させるのが一般的。
「…うーむ、なんとも返答し『ず→づ』らい…まあそう言うことならいい、のか。〜」
風香の強キャラみたいな喋り方、ちょっとクセになってきた(笑)
自己紹介シーンあるのか。なら、なおさら冒頭の地の文での自己紹介はいらないと思う。
「DAM一択だろう。JOYSOUNDは何が楽しいんだ?」
↓
カラオケあんまり詳しくないけど、JOYSOUND可哀想…
私が入れた曲はかなーり前に流行った俺たちが流れる汗をそのままにして走る曲だ。
↓
爆風スランプ!風香、絶対16歳じゃないだろ…
「むぅ…まあいいが、『前走→前奏』が終わるまでには収めてくれよ?」
私たちの手が軽快な音を『を(不要)』鳴らす。
「さて、少し名残惜しいが次は水族館『館(不要)』だな。出るぞ柳。」
「ちんこに似てたからじゃないか?」
↓
下ネタがドストレートすぎて笑う。
「いや『まで→待て(?)』柳、あいつの口をよく見てみろ。」
「じーっ…えこっわ。超怖い何あれ。」
↓
見る時に「じー」って言っちゃう風香可愛い。
「こうしちゃいられないな。早く全国の子供達にペンギンの口内の写真をばら撒かなければ。」
↓
発想がぶっ飛びすぎ(笑)
「本当か…?」
「見ろ柳クラゲだ。」
↓
ここ、どちらも夕陽のセリフだよね?別れてるから誰が話してるか分からなくなる。
最近の水族館に人間も展示されているとかじゃなければ従業員がいるんだが。なぜなのか。
↓
発想が独特(笑)
なんか異性と話すのが気恥ずかしくて変になって『た(不足)』だけだ。
『ってきり→てっきり』何度か来たことがあるのかと。
「なんとかしてそんな状況を打破したが、親戚の引き取り手も見つからず…これもなかなかおかしな話だな。ともかく、『これ→俺(?)』は児童養護施設…まあ孤児院で育てられることになった。〜」
「だが、そんな高校時代でも1人だけ友達ができたんだ。最期まで名前で呼ぶことは出来なかったけどな。」
↓
「最期」と書かれるとこの後の展開がなんとなく読めるから、「最後」でいいと思う。
親からは虐待、周囲『の(不足)』大人たちは自分を引き取ってくれず、孤児院すらいい環境ではない。やっとの思いでできた友人すらも『失くなって→亡くなって』しまう。
…ちょっとまって『。(不足)』
無い、何故、〜と言う、殆ど、〜達、或いは、筈
↓
全部、ひらがなの方がいいと思う。
碌に、堰き、靡かせる
↓
ルビを振るかひらがなにする方がいいと思う。
読了。風香のキャラが独特で好きです。前述していますが、「こうしちゃいられないな。早く全国の子供達にペンギンの口内の写真をばら撒かなければ。」の部分は、風香の変わったキャラ性が出ていて良かったですし、一番笑いました。
ただ、小説や物語として見た場合、満足感に欠けるのと、文章はあまり読みやすくないとは思いました。物語の展開としても、オチを無理やり良い感じで締めたように見えました。序盤のコメディ調の雰囲気が好きだったので、そのまま最後まで突っ走ってほしかったと思います。
感想は以上です。