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竜の落とし子  作者: あんすとーん
3/3

02 決断

どーも。あんすとーんです。

今回は終わりのセリフを言わせたかったので短めです。


ミルキーモナカアイスおいしくないですか!?

「ここだよ。」


「ホテルってよりかは、

会社の待合室みたいな見た目ですね。」


「じゃ、ここでちょっと待っててね。」



ー遅いな、もう結構経ったけど…


「お待たせー!」


やっとアリアさんが帰ってきた。

手に銀製のティーカップを持ってるし、お茶を取りに行ったのだろう。


人を部屋に閉じ込めてまですることじゃないだろうに、全くこの人は…


「やっと帰ってきましたか…」


次の言葉を言い出す前に、聞き覚えのある声が聞こえた。


「私は幽閉なんて、い〜や〜だ〜!」


突然、チマが暴れながら入ってきた。


「チマさん!?」


「ちょ、チマさん!暴れないでください!」


そしてチマの暴走を止める謎の青年が1人。


「離してよ!ユッカさん!

なんでそんな強く掴むの!?」


「貴方が暴れるからですよ!」


どうやらユッカという名らしい。


チマは、あっちへフラフラ こっへはフラフラしては暴れている。

花瓶を割りそうで怖い。


そして、それを頑張って止めているユッカは若干キレ気味だ。


「チマさん、そこら辺にしてやってください。

さっさと部屋に案内しないってことは、その前に話しておくことがあるってことでしょう?」


「っ!そうです!そうですよ!

だからチマさん 落ち着いて下さい!」


「そこまで言うなら…話を聞いてあげなくもない!」


「アハハ!君たち仲良いねぇ〜」


「先輩も見てないで手伝ってくれたら良かったのに!」


「ごめんごめん。面白くってね。さて、本題に入ろうか。」


「早くしてよね!」


チマは相変わらず不機嫌だ。


「えー まずは衝撃的なカミングアウトを。幽閉云々は全部嘘です!本当に申し訳ない!

すみませんでした!」


「「えぇーー!?」」


「先輩、言い方…」


「まぁ しょうがなかったんだよね!

あと、これ他言無用ね。」


「なんで騙すようなことするんですか!

流石の俺でもこれは怒りますよ!?」


「やったれ!カケル君!!

私の分までボコボコだぁ〜!」


「まぁまぁ!落ち着いて!

なんで騙したかを伝えるためにここで話してるんだから!」


アリアの野郎と口も聞きたく無いが、

話を進めないとどうにもならない。


「はぁ… もう良いです!」


「ねえねえ…

それってら私のこと許してくれたってこと?」


こいつは本当に…


「いいから、早く本題行ってください!」


「は〜い。

えー 貴方達はこれから

とある組織に所属し、

そこのメンバーと同じ飯を食い、風呂に入り、寝、鍛錬し、仕事をこなしてもらいます!

ユッカ君。組織の解説よろしく!」


「肝心な所は僕に丸投げですか…

まぁ、一言で言うと秘密組織です。

公への情報漏洩は禁止され、多くのメンバーは職を偽装して街で暮らし、

転生者関係の依頼や任務、国からの指令…大体国王様の個人的なものですが、

をこなし、国を支える

といった組織になります。」


「なるほどぉ… ねぇねぇカケル君!」


「何ですか?」


嫌な予感〜

仲良しクラブに入るのとじゃわけがちがうんだ。

入ろうなんて言わないでくれよ…


「これ、めちゃめちゃ面白そうだよ!

やろうよ!」


「ハァ〜…

ここに入ると、多分色んな人から必要とされちゃいますよ。

それはもちろん良いことですが、そうなったら、元の世界に戻るのが遅くなるかも…

チマさんは早く元の世界に戻りたく無いんですか?」


「私は向こうに友達もいないし、

ただの化学バカだったから…

この世界のこの組織なら、向こうよりかは楽しく過ごせるかなって思ったの。」


化学バカは初耳だ。


ここでチマに付き合うのは過剰なな親切かもしれないが、

1人にするというのもかなり酷だ。


それに、先程の彼女の顔。

恐らく俺なんかよりもっと重いものを抱えているのだろう。


「俺もやります。

この組織、入らさせて下さい。」


「えっ ほんとに!?

嬉しいけど、元の世界に戻りたいんじゃ無いの?」


「そりゃ戻りたいですけど、

元々ここでの生活と並列して情報収集するつもりでしたし、問題ないです。

まぁその生活がちょっとパンチ効いてますけど。」


「そっか!

アリアさん。私たち、その組織とやらに入ります!」


「その答えを待ってたよ。

じゃ、早速最初の任務だよ!」


「もう…ですか?」


「何だろ〜?」


「任務内容は、

『私と対決して勝つ』こと。簡単でしょ?

私は攻撃はカウンターしかしないから安心してね。

もちろん、君たちは2人がかりでかかってきてくれて構わないよ。」


「先輩!?ここでやるんですか!?」


「モチのロ〜ン♪

組織に入れる前に2人の実力、確かめたくてね〜

さぁ 全力で来なさい!

そして勝ってみせなさい!

国家直属の秘密組織、"当て馬"きっての捕食者である私に!」



To be continued …

読んでくださりありがとうございます。

コメント、誤字指定、毒舌評価 じゃんじゃん募集中です!

次話はバトル回です。

戦闘を書こうとするとジョジョっぽくなるので、

文量がマシマシになってしまうかもしれませんが、

ご了承ください。

それではまた。

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