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生まれ変わり

「シード、誕生日おめでとう。」

目を覚ますとそんな声が聞こえる。転生したらしい。

「シーちゃん、2歳の誕生日おめでとう。」

自分が寝ているベットの横に母親と思われる綺麗な銀髪の女性と少し小柄の茶髪の女の子がいた。きっと姉だろう。

この会話から、名前はシード。歳は2歳ということがわかった。

眠くなってきた…ということで寝よう。

翌朝、起きたらできるだけ早く動けるようになろうとベットの枠に捕まろうとする。身体の動かし方は分かるのに、力が入らない。前世に比べて圧倒的に筋力が足らないのだろう。とりあえず、筋力トレーニングをしようと考えるができることが限られるので、ベットの上で四つん這いになって過ごすことにする。

部屋の扉の前に気配を感じたので僕は寝転がる。母親だった。

「シード、ご飯だよ」

と言ってお皿に入れて持ってきた。

木のスプーンで口の中に入れてくる。正直ベタベタしていて、味は薄くお世辞にも美味しくなかった。

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