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第7話 新しい洋服は翡翠の色

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朝ご飯(クリームとフルーツがたっぷり乗ったパンケーキとハチミツの乗ったヨーグルト)を食べた私たちは早速街へ向かうことにした。(奥様はすっかり機嫌を直していたけれど、主人さんはげんなりしていた)

「朝の街は少なからず活気があるのですよ」

白ウサギさんは話しながら後ろを向いて歩いている。ぶつかりやしないだろうか?なんて考えている内に

---ゴンッ

ありゃりゃ。見事なまでのフラグ回収。

「大丈夫?」

「パンとバタフライ〜。美味しそうです〜」

--ガチンッ

あーあ…持ってる時計に噛み付いてる…これは、ないわ…しかもさっき転がってきたこの白いの何?歯?白ウサギさんの、前歯?惨い…自業自得だけど、惨い。白ウサギさんは完全に気絶しちゃってるし暫くはここでストップかな。

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白ウサギさんが気絶してから1時間以上経って私もうつらうつらとしていた頃。

「ん…ふぁぁ〜…私は…ハッ!?アリス様!ご迷惑をおかけしませんでしたか!?」

目が覚めた白ウサギさんが平謝りを始める。

「もういいよ…とにかく服を買いに行こう?」

「ああ!そうです!そうでした!この近くにいい店があるのです!」

------

白ウサギさんに連れてこられたのは目を見張るほど綺麗な造りの建物で、とてもこんな活気のない街にはそぐわなかった。

「いらっしゃいませ!本日はどのような服をお探しで?」

「この女性に似合う服を見繕って欲しいのです」

「なるほど…それではお嬢さん、こちらへどうぞ」

---

「お嬢さんには…これが似合うんじゃないでしょうか?」

30分くらいかけて店員さんが選んでくれたのは、翡翠の色のふんわりとしたワンピースだった。胸元には淡い水色の小さな花のモチーフが控えめに付いている。裾のフリルは二重になっていて、とても可愛いワンピースだと思う。

「綺麗な服……」

「早速着てみては?」

「うん…」

--

「恥ずかしいし、似合うかわかんないけど……」

「いえいえ!とてもお似合いですよ!」

「そ、そう?嬉しいな…えへへ」

うん、着てみたら意外と似合ってる気がする。おもむろにその場で一回転する。裾のフリルがふわりと円を描き、数秒で落ち着く。

「さ、新しい服も買えた事ですし、街を歩いてみましょう」

「うん…うん!そうだね!」

-----------

有栖達が去った後の店内にて…

「あの女、どっかの貴族みたいだな…おい」

「何でしょうか店長?」

「あの女共を追え」

「はい!」

「せいぜい、俺の掌の上で踊ってくれよ……?ククッ、ハハハ!」

ラスボス的なの増えました。自分でもこれからが楽しみです(行き当たりで書いてるから自分でも展開がよくわからない)勘違いで有栖ちゃんが傷つかなければいいけど…フォレストボアもいるし大丈夫でしょうか?

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