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「全班に告ぐ」

 救出班が移動を開始して間もなく、シヴァがさっそく電波をとらえた。

「ほぼ予想通り。北緯、ポイント41から43まで、東経、ポイント66から.67……」

 教団との敷地境にある森の縁あたりを包囲することになった。

 20台のさまざまな車の隊列が、夜中の県道を北上する。

 なだらかな丘陵に住宅のちらほら見える中、景色はだんだん木々の陰に深くおおわれていった。

 ルディーが後方の車から指示を出す。

「あと500メートルほど先、私道が右に入っている。教団私有地の裏手に続く別荘地があるが、1班2班はそこを右折してすぐの駐車場にて待機。3班4班は更に700メートル先の転回地点まで進んで待機」

「了解」

「5、6班は更に県道を300メートル北上した先にある林道を右折、5班はそこから500メートル、6班は1200メートル進入する、5班は合図で停止せよ」

「了解しました」

「全班に告ぐ、到着後はすぐに照明を落としエンジンを切れ」

「了解」

「ルディー、こちらシヴァ」

 更に後方、シヴァの車から連絡があった。

「県警機動隊が到着、ほかには、フジノミヤの地元のお巡りさんも後ろについた」

「シナリオは、渡っているよな」

「バッチグー」

「では現地で会おう」

「了解」

 車が数台ずつ分散し、夜の森の中に消えていった。



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