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企画参加作品

【Es】失恋

 男が二人屋敷の軒下で談話しながら杯を交わしている。

 少し離れた場所で火を焚いた煙が昇っている。

 私は高い位置から見下ろしている。


 男達は杯を私に掲げ、杯に私が映っている。

 細くて歪曲した美しく儚い私の姿、人は私を三日月という。

 男達が競って私に愛を語るように歌を読んだ。

 すると、昇った煙が私を隠すようにやってくるのだ。

 まるで私に嫉妬でもするように。


 男の片方がそれを見て歌を読むのを止めて、悲しそうに涙を流した。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは~。Es企画参加者の上月です。感想失礼いたします。 月視点とは新しいですね…! 想像できる余地があるから素敵な作品だと思います~。 奥深いです。 面白い話有り難うございました…
2011/09/25 17:54 退会済み
管理
[良い点] ・三日月視点での斬新な物語展開。 ・火葬を絡めた想像の余地。 ・しっかりとした文体。 [気になる点] ・想像の余地の幅が大きすぎる。 ・「~いる。」で〆た文章が四つ連続で続いており、それが…
2011/09/08 20:17 退会済み
管理
[一言] おはようございます、薄桜と申します。 月の視点で来られるとは思いもしませんでした。 過去から現在まで、人を魅惑し続ける月。 自画自賛、賛美される事を当然と思っているかのような表現が、高嶺の…
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