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第三十六話〜心霊写真~

私は黒猫である。名前はまだない。私は公園に来ていた。




私は、この公園にはあまり来ない。いつも寝ている公園が、近くで工事をはじめた。




うるさくって昼寝ができない。そのため、一時この公園を使う事にした。




この公園の真ん中には池がある。




現在は、コンクリートで固められ柵がつけられているが、昔はこのように整備されていなかったらしい。




ここは、いわく付きの池である。かなり高い確率で、心霊写真が写るという。




夜中にこの池で写真を撮ると、女性の幽霊が映り込むそうだ。




「おい!ここだよ!心霊写真が撮れるっていう池は!」




「おい!マジで写真を撮るつもりか?」




そんな会話をしながら、若い男達が何人か、この池に近づいてきた。




どうやら肝試しにでもきたらしい。




「なんか、ここで写真を撮ると、写真の端に女の幽霊が写るらしい」




「ホントかよ!」




男達は、そんな会話をしながら池の方に近づいて行った。




「おい!そこ並べよ!写真撮るからさ〜!」




男の一人がスマホを男達に向けていた。




「いくぞ〜!撮るぞ〜!」




そう言って写真を撮っていた。




「おい!どうだ、写ってたか?」




男の一人が軽いノリで聞いていた。




「マジかよ!やべ〜よ!」




スマホで写真を撮った男が、そう言いながら震えている。




「なんか写ったのか?見せろよ!」




そう言ってスマホをもぎ取り、男達は写真を見た。




「おい!マジかよ!」




男達は、息を呑んでいた。




その写真には、男の一人の肩におぶさるように捕まる女の幽霊が写っていたからだ。




「おい!やべ〜よ!逃げよう!」




そう言って、男達は走って逃げて行った。




私は、この夜以降、時々この公園に来るようになった。




なんでも、この池では心霊写真が写らなくなったらしい。




あの女の幽霊は、写らなくなったらしい。




女の幽霊が、あの男について行ったからだろうか?








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