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KAC20241の締切りに微妙に間に合う件

今年もKACという八回連続のお題短編小説ラリー地獄が始まる

 ワナビー小説家の西崎文吾には三分以内にやらなければならないことがあった。

 正確には三分である必然性はないのだが、KAC20241のお題によりそういうことになった。

 KACという今年も開催される地獄のお題短編小説ラリーに昨年は出遅れたが、今年は微妙に間に合う。

 現在、三月四日の午前10:29だ。

 午後なら良かったのだが、昨年も午前中が締切りだったのを思い出して、ちょっと絶望してる。

 締切りは11:59だから、

 59+31=90分あまりの時間がある。

 とりあえず、KAC20241はコピーしてタグにぶち込んで(忘れやすいからな)、800文字以上でしょう。

 もう、書きながら考えるしかないよね。

 残念ながら第一話はやっつけ小説感が満載になるが、今回は参加する事に意義があるというか、この小説さえ投稿すれば皆勤賞の可能性が広がる訳だ。

 そりゃ、途中で交通事故に合うとか、意識不明になるとかあるかもしれない。

 それは仕方ない。

 それが運命だと諦めよう。

 最後にオチをつけて、何となく雰囲気で押すしかない。


 さっき、スマホの通知が視線をよぎって「KAC」という文字が見えた訳よ。

 その通知を開いてみたら、「KAC」に便乗して小説を再起動するとか言ってる人がいた。

 ああ、あれか、あれが来たんだと、今年もKAC、八回連続のお題短編小説ラリー地獄が。

 今年こそはと思ったんだけど時間がない。

 90分ぐらいしかないが、微妙に間に合う。

 でも、僕の状態は24時間勤務の夜勤明けで、今日も連続夜勤が待ってるという極限状態だ。

 しかも、日経平均株価が最高値とか、米国株も最高値とか、株式が暴落するかもしれないので、ポジション整理もしたい。

 というか、今日の夜勤勤務までに睡眠時間が三時間ぐらいしかないし、どうすりゃいいのさ。

 こういう時に限って、左腕の親指がつったり、本棚の横に積んでた大量のファイルケースが倒れたり、ついに南海トラフが来たのかと思ったりした。

 ちょっと実話も織り込んでおく。

 文字が大きいタブレットで投稿しようとしたが、スマホやタブレット投稿は段落が上手く反映されなくて、一字下げが上手く行かないことが多いので、二階の自室パソコンを立ち上げて投稿する。

 あ、880字、行っちゃったよ。

 まだ、時間は56分ぐらいはあるな。

 あ、いつの間にか書きながら、早めの昼ご飯のママカリ寿司は無意識のうちに食べているよ。


 この小説のオチというか、お題は何だったっけ?

 『〇〇には三分以内にやらなければならないことがあった』だったな。

 思い出した。

 主人公の名前を決めないといけなかったのだ。

 ということは主人公はワナビー小説家の西崎文吾かあ。

 三分以前に決まっていたなあ。

 書く前から決まっていたようだ。

 いや、この小説の着地地点が見えなくなってきたな。

 どうすりゃいいんだよ。

 

 応募要項もちょっとチェックしないとな。

 自由挑戦お題「全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れ」というのもあるのか。

 これを書く暇はちょっとないなあ。

 でも、きっとお題を合体させる小説家(つわもの)もいそうだな。

 そりゃないか。

 いました。

 さっき確認した。

 え?

 今回は「長編への道のり賞」があるので、作品は完結状態にしなくていいのかな?

 連載中でもいいの?

 運営にメールして訊いてみるか。

 

 あれ、時間がなくなってきたぞ。

 ワナビー小説家の西崎文吾は三分以内にちゃんとこの小説が投稿されてるか確認しないといけなかった。

 タグを小文字にして失敗することもあるからね。

 続きは次回のお題で。

 お楽しみに!

 良かった。

 一応、オチがついた? 


 いや、ちゃんと投稿されてた。

 11:44だ。

 ぎりぎりでした。

KAC2024 第一回お題「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」

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