山の中で
短編ホラー小説です。
なるべく苦手な方でも読めるよに工夫したのでぜひお楽しみください。
誤字脱字とうがございましたら教えてください。
コメントもしてくださるとうれしいです。
「今日は楽しかったな」
そういい放つ男は[[rb:将也 >しょうや]]。中学時代からの腐れ縁で大学生になった今でも一緒に遊んでる。
「はぁ~ねみぃー」
そうだらけ切った声を出すのは[[rb:庄司 >しょうじ]]。大学で知り合って何だかんだでこの三人でつるんで遊んでる。
今日はこの三人で一緒にバーベキューをした。山の中にあるキャンプ場で遊んでいた。
「もう日くれちまったな」
そう俺が呟くと二人は嫌な顔をした。
「あぁ~来週から学校だぜ...」
そう付け加えるとさらに不機嫌な過去をした。
「うるせぇw」
将也に怒られた。
「そろそろ帰りますか」
そう庄司が話しかける。
なんだか今までの楽しかった時から一気に現実に戻された気分だ。
なんやかんやで俺が運転することになった。
「お前ら寝るなよ、特に助手席!!」
隣に座った庄司は少しギクッとしていた。
なれない山道を頑張って下って行った。山道は基本一本道で行きの時の記憶があるため何となく道は覚えていた。一人だったらつまらない山道も三人だと楽しかった。
三十分ぐらい走っただろうか。三人とも少しずつ口数が減っていった。
その時だった。
「そこ、右方向です」
突然ナビが車内中に鳴り響いた。三人とも突然の音に驚いた。
「びっくりした」
三人とも似たようなことを呟いた。
「来るときにセットしたナビ、切り忘れたかも」
「なんだよ」
二人同時にツッコまれた。ナビのセットをオフにし再び走り始める。
辺りには車どころか、人影一つなかった。夜の山道がと途端に怖くなる。
それからしばらくすると...
「そこ、右方向です」
再びナビが車内に鳴り響いた。
「え...」
確かに消したはず。
「故障かな?」
「まさか、今朝は何にもなかったんだぞ。それにこの車買ってまだ間もない」
少し焦った口調で将也が言う。
「いや、でも」
言葉がでなかった。故障以外の考えが浮かばなかったのだ。
ナビを無視して山を下っていく。
おかしい。行よりもはるかに長い。もう二時間は山道を下っているように感じた。
暗く長い山道がさらに不安をあおる。
「そこ、右方向です」
三人を不安が包んでいくのを感じた。
車のアクセルを強く踏み込み加速させる。
長い。長い。長い。長い。長い。
いくら進めど同じ景色が視界に映る。
「そこ、右方向です」
どれくらい走っただろうか。一向に出口が見えてこない。
「なぁ、一回従ってみないか?」
庄司が言う言葉を俺たちは否定できなかった。どんなに走っても出口が見えないなら従うしかない。
「わかった」
「そこ、右方向です」
俺は黙ってハンドルを右に切った。
しばらく走らせていると
「そこ、左方向です」
このナビは確実にどこかへ案内している。
そこからはナビの言いなりになった。二十分くらい走らせた頃ぐらいだった。
「目的地に到着しました」
突然案内が終了した。
辺りには何もない。ただただ、木々が生い茂っているだけだった。
「何もないやないかい」
思わずそうツッコんでしまった。
ふと右を見ると、助手席に座る庄司だけが浮かない顔をしていた。
「あれ...」
庄司は自身の座る窓の下側を指さしていた。
位置的にどうしても見れなかった。窓の方に身を乗り出してみると
そこには小さな 墓 があった。




