『夭折者へ』・・・詩集『美の明滅』から
『夭折者へ』・・・詩集『美の明滅』から
㈠
誰かのために、泣くことは、素晴らしいことです。
まだ、君に、こころ、というものが、有った頃の話。
君の未来は、もっと、続くはずだったので、つらい。
つらい、という言葉では、表し足らない、残酷です。
㈡
夭折者へ、俺には、君のために、何もすることが出来なかった。
それは、俺にも、俺の生活というものが、現実にあったからです。
夭折者へ、せめて、天国では、どうか笑顔であって下さい、最後の願い。
それが、俺が、君に出来る、たった一つの、祈りです、儚い儚い、祈りです。




