PVは米でブクマはおかず。評価はご馳走。感想はデザート。レビューは貰ったことないから分からん。捕獲レベルも高いしきっとジュエルミートみたいな味
なろうに投稿していると、どうしてもアクセス解析というのが気になってしまう。
読み専の方に向けて軽く説明すると、アクセス解析というのはその名の通りアクセス数(pv)を解析してくれるなろうの1機能だ。
10分間毎に更新され、トップページでは1時間あたりのpv、それが集まった1日あたりのpvが本日と昨日二日分表示される。
また、総pv(1話あたり1)、総ユニークpv(読者1人あたり1)も見ることができる。
そしていくらか操作すれば、過去の1日pvやユニーク、月別等々の過去どれだけ読まれたかが分かる。
そこでこのエッセイの本題に入ろうと思う。
僕はpvを見るのが大好きだ。どうしても気になってしまう。
投稿したらワッ! と伸びる時間あたりpvも好きだし、投稿した日にグンッ! と伸びる日ごとのpvグラフも好きだ。
だけど、だけど……
作者という生物は、pvだけでは腹は膨れないのだ。
いつか餓死してしまうのである。
拙作を例に出してみよう。
『"逆"転生者のVR無双~中略~』
といった、まぁ要素要素は独自でやってるがジャンルとすればよくある主人公最強物だ。独自性はいっぱいあるけどね。いっぱいあるけどね。後書きにリンク貼っとくからな。覚悟しろよ(?)
拙作はSFジャンルのVRカテゴリに所属している作品である。ブックマークは500件程度、総合評価1800pt程といった、『まぁまぁ初投稿にしては頑張ったじゃねぇか』的な評価を世間に貰える(してほしい)感じのあれだ。
ここで最初のアクセス解析に話は戻る。私は投稿したら1時間は10分おきにアクセス解析を開く。
するとどうだろうか?
約3時間でブックマークの倍、1000のpvがつくこととなる。
私のユニーク読者は投稿していない日で平均100人、投稿した日でも200人程度だろうか。
投稿していない日の平均pvが2~300程度であることを考えれば所謂1話切りをしている人は残念ながら多く、新読者の大半はpvには殆ど寄与していないと言っていいだろう。
つまり、だ。"既存読者"かつ"未ブクマ"の読者が、5割以上存在するということである。
タイトルを改めて読んで欲しい。まぁこれは適当につけた一例ではあるのだが、我ながら的の4点ゾーンくらいは射抜いていると思う。
つまり、pvが増える→とても嬉しい
が、お腹はあまり膨れないのである。
いや、嬉しい感情は膨れるかもしれない。が、栄養素が圧倒的に足りないのだ。
なぜここまでpvだけでは足りないと言い続けるかと言えば、やはりなろうというサイトのシステムが問題になってくる。
【ランキング至上主義者】
の存在である。
作者が新規の読者を獲得する方法は、いくつかある。
1.新着更新
2.ランキング
3.この作品をブクマ~
4.他人(推し作者等)のブクマ欄
5.コミカライズなどからの逆輸入
などである。
しかし3~は、人気作者のみに許された領域である。
3、見たことある?
あそこに書いてある作品読みたかったら総合ランキング見ればいいよね。結局ブクマの母数が多いやつが一番強い。
少なくとも同ジャンルのタグが3個以上被ってるやつとかにしてくれ。頼むぞヒナプロ。
まぁちょっと逸れたが、僕のような知名度皆無作家が大衆に読まれ書籍化という夢を果たすには、ランキングに載るかしか無いというのが現実である。新着から来る読者なんてほぼ皆無。
僕が行った新着から読まれるためのクソみたいな努力の方法はまた暇な時にこれが好評だったら話すとして、今はランキングである。
確かに。
作家の努力が一番必要である。とにもかくにも面白くないと読者は評価してくれない。
が、しかし…… ランキングに入らないとそもそもの読者が手に入らないという話をしておる!!!
つまりブクマだ。評価だ。
そう、栄養なのである。
例えば我がVRジャンルでは10pt~ 日刊ランキングに入れる。これは1回の満点評価と=である。
まぁ90位代に入ったところでそこまでの読者増加は見込めないが、それでも継続すれば読者は増え、ランキングはあがる。モチベもぐんぐん。正の循環である。
が、これが例えば今の私の作品のように、なんかどっかから読者が湧いてきてそこそこのpvを稼げて……
みたいな状態になるとどうだろうか?
完全な停滞である。読者はいる。だがポイントは増えない。ランキングにも載れない。新しい風は吹かず、気分は澱む。負である。
作者としての至上命題は、多くの人に読んで貰うこと、そして自己顕示欲を満たすことである。だからこんな風に謎エッセイをシコシコ書いて、ちょっとでもいい効果を望んでいる。
この話も停滞してきた。もう一度タイトルを言ってみよう。
pvは白米でブクマはおかず。評価はご馳走。感想はデザート。
結局、創作者なんて自己顕示欲の塊だ。絶対そうだ。俺だけがそうなんて認めないし、98、いや96%はそうだ。少なくとも半分以上はそうだと思う。
つまりみんなこう思ってる。
『俺の作品は面白い。』
と。
『なので評価されるべきだ。』
一方、今の僕みたいに澱み始めると、こうなる。
『本当に私の作品は面白いのだろうか?』
と。
『誰か助けてくれ。誰でもいい。価値を認めてくれ。』
いや、極端すぎたかな? まぁそういう側面はある。
とにかく、だ。
我々作者は愛に餓えている。世間からの評価に餓えている。ランキング上位のキラキラ感に嫉妬してるし、目潰しされたみたいに眩しく、恐ろしいほど憧れているのだ。
俺らは思ってる。
『愛を込めてお前らに作品を提供してるんだ。対価をくれよ。お前らの愛をくれよ。意味をくれよ。』
無償の愛なんて存在しないのだ。タダ働きではいつか折れる。
君たちは言うかもしれない。
『どうせ暇潰しだし、無料だからよんで"やってる"んだ。やめるなら勝手にやめとけよ』
とか。
でもそれでもいいんだ。暇潰しでもいいんだ。
でも画面の向こうに作り手がいるということを知って、ほんの少し手間を僕の、僕らのためにかけてやって欲しい。
pvだけじゃ生きられない。
ブクマされて初めて読者が増えたと認識する。
評価されて初めて手間をかける程の"特別"になれたんだと思う。
感想を貰って初めて現世と繋がれる。
そしてまた誰かの"特別"になれる。
乞食と笑われるならそれでもいい。
『3000字の盛大なクレクレじゃん。』
そうだよ!!!!!!!!
読んだならブクマしてくれ!
評価は特別なんかじゃない。ちょっとワンタッチしてくれよ!
『面白かったです』その一言が欲しいんだ! なにも細かくなくてもいい。一行でいい。読みました。その証が、人と繋がってるという証明が、誰かの心を1mmでも動かしたという事実が、どうしても欲しいんだ。
このエッセイを読んでちょっとでも、ちょっとでもなにか思うことがあれば……
君がすべき選択肢はこの下に、全てある。
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さぁここから始めよう。ただ読むだけじゃない。
あなたの力で作品を、キャラクターを、作者を……
嬉しさでお腹いっぱいにさせてくれ。
拙作です。Let's 実践!
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