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序章
とりあえず試し書き
序章
「さあ、今日本一のスーツアクターチームが決まろうとしています！」
大きなテレビ画面から響き渡る実況アナウンス。その興奮が部屋中にビンビン伝わってくる。
画面の向こう側では、今まさに日本一を決めるバトルが終盤を迎えようとしていた。
「すごい！カッコいい！頑張れ〜！」
そんな生中継を目を輝かせて魅入っている少年がいた。
「僕もいつかあんな風にカッコいいヒーローになるんだ！」
それを台所から微笑む母。そんな母に親指を立ててポーズを決める少年。
「さあ最後に立っているのは誰なのか？全世界が注目しています！おっと！両者が同時に駆け出した！これは真正面から激突する形になるぞ！」
残った２人の一騎討ちが幕を開ける。
