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第一話俺異世界に店ごと飛ばされた件について

はじめまして、初投稿作品です

この話に出る現代兵器は実際に存在する銃火器やら何やらです


 何の代わり映えもしない毎日、そんな毎日を送る1人のある意味残念な男がいた。


 その人物は高牧京、ゲームが好きで給料の大概はゲームに消えるほどの依存症レベルのゲーム好きである(無論MMORPGやFPSに限らず)。

 そんな彼の仕事は小さな田舎のコンビニ店員である。今までやってたスーパーの社員を辞め、春からそこでバイトとして働き始めた。実はこの方辞めたスーパーの社員をやる前、コンビニ店員のバイトを2社経験していたこともあって、面接はすぐ合格し、春から働き始めていた。


 そんなある日彼に悪夢のような出来事が起きる。そうコンビニ店員の誰もが経験する地獄の連勤である。この週は特に忙しく、人も足りない為か彼が駆り出されていた。

「勘弁してくれよ」

 1人レジを離れ事務所の椅子に座りそうぼやきながらスマホを見る京、この日は納品物が無く、忙しくない時間帯だったのかゆっくりしていた。

 深夜が近くなっていざ売り場へ行こうとした時だった


「ナニガオキタシ」


 そういう以外彼には出来なかった。そこは普段見慣れている街の風景では無く、なにやら別の場所に店ごと飛ばされていた。


 そこで彼はある一つの可能性を疑う。それは異世界に飛ばされてしまったという可能性である。誰が何のために彼を店ごと飛ばしたかは謎でしかなかったが、わかる事は一つあった。


 この世界で何かが起きている、だから自分が呼び出された。

 それ以外なにかを考える事は無理に近かった。店の外に出て彼は何を思ったかはわからないが、叫んでみた。

「誰かいないかー?」

 返事なんてない、それは当然誰もいない場所なのだから仕方なかった。


 店の中に戻り何気なく自分のロッカーを開けたら銃が入っていた。アサルトライフルやハンドガンにショットガン、グレネードランチャーなど多岐にわたる銃器の数々に加えて、防弾ベストやナイフ、サバイバルキットに弾薬が大量に入っていたのだ。

「本当に飛ばされたな、店ごと異世界に…あり得ないかもしれないけど、銃や刃物があるという事はなにかあるな」

 そんな仮説を立て1人店の中で考える京、そんな彼のいる店に来客がやってくる。


 ピンポーン


 自動ドアの開く音が聞こえ、京はハンドガンをポケットに隠しレジカウンターに立った。

「いらっしゃいませー」

 普段通りの来客に挨拶をする京、するとその客は彼に話しかけてきた。

「あの…店員さんですか?」

 そう聞いてきたのは若い女性のシスターだった。見た目京より若く10代後半ぐらい、つまり大学に入学したてぐらいの感じだった。

「そうですけど、なにかありました?話聞きますけど」

 京は不思議そうに質問をした。なにかあるなと読んだ彼は彼女の話を聞くことを決め、バックルームに案内した。

 この時この世界で何かが起きようとしていることを知ることになるとは知らず。


京「この店俺しかいないんだよな…さて人集め、人集め」


次回異世界コンビニ1号店オーナー兼店長高牧です!


京「開業準備と求人広告作りしなきゃな」

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