表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

魔法

「燃やし尽くせ原初の(ほのお)……」

「え!」


 詠唱の途中で急に聞こえてきた声で思わず詠唱を止めた。


「何かあった?」

「いや、初級レベルのものだから詠唱しないものかと思ってたので」


 自分で作った設定なのにすっかり抜けていた。

 詠唱など戦闘時の隙以外の何物でもないと嫌われていた。

 終盤戦では異常なほど詠唱の時間が掛かるものか肉弾戦以外描かなかったからだろう。

 作者として強い魔法を出したい事と簡単に勝負をつかせれないという矛盾をなんとかする為には仕方ない事だったがまさかこんな形で弊害が現れるとは思わなかった。


「もし詠唱しないとできないならそれでも構わないですよ」


 そこまで言われて流石にこのまま普通に詠唱をするわけにはいかない、急遽予定を変えて自分が知る限り最強の無詠唱魔法をする事にした。手を空にかざし術名を呟く。


終焉(エターナル)


 その瞬間手のひらから龍神をかたどったドス黒い炎が獲物を求めて天に昇っていった。

 大きく広げた口で太陽を噛み砕くとその炎は消えた。

 太陽は12個、月は21個あるので問題ないだろう。

 それにたしかあの太陽には生命体はいなかったはずだ。


「え!え!何が起きてるの?」


 取り乱しているその声を聞いて俺は優越に浸りながら失神した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ