二刀
盗賊団の親玉は剣を抜いた、魔法が使える様子はない。こちらの剣は眠りの剣、相手を倒す為に剣ではない。あちらの獲物はバリバリ戦闘用だ。
剣戟が進む、こちらが徐々に劣勢。この剣以外の武器は預けたままだ。隙を見て入り口まで逃げる。
門番の部屋に預けた武器一式は見つかった。
戦闘用の剣に持ち替える。しかし相手を黙らせるつもりはなく眠らせるに留めるつもり。ここで左手に戦闘用の剣、右手に眠りの剣 。気づけば二刀流の体制になっていた。再び敵の攻撃左手で受け右手の眠りの剣が刺さった。
これで相手は眠らせることができた。だが目的は違う。こいつを説得しなければ話が進まない。眠らせたまま人気のない場所に移動し、武器は奪った。
アジトからは離れた密室で眠り魔法解除。相手は少し殺気立ってるが話は聞いてくれる模様。
こちらの提案は盗賊団ごとリレオクラフに編入させる。衣食住の保証はする。その代わり帝国からは退去。
盗賊側に拒否する理由はなかったのでこの提案は受け入れられた。
最後のこの間襲ってきたときのもう1人は誰だと聞いた。俺を倒しかけたやつだと。
知らないと答えた。
後の処置はトルムに任せ。俺は町長からダオルへの通行証を貰った。
問題を解決し、リレオクラフの兵力も増強された。一石二鳥だ。
そしてそのまま堂々とダオルへ入った。
ダオルは魔道工業の街。帝国の前線基地のような場所。トルムから通信が入り。レシピを口頭で伝えられた。俺のガジェットの性能を強化することができるらしい。今まで得た報酬を半分ぐらい使い。ガジェットの強化を行った。
俺の目的はダオルの内偵とクシャルの戦闘力把握。あとガジェット強化に使った金の補填。これを最も効率的に行う方法は。
クシャルに直接会うことだ!
噂によるとクシャルも強い傭兵を求めているらしい。
ここでトルムから通信が入った、クシャルがいるであろう場所の近くでガジェットは使うな。四龍と噂される魔導の使い手相手には魔導の幻影や使用した履歴などはあっさりバレる可能性が高いから。とのことだ。
まだどこにいるかは分かっていないので、ここからは頭巾も外して ガジェットもよほどの緊急以外は封印することにした。




