ヤバイ。なによりラノベ。 篇
ここはただっぴろい荒野。その集会場で睨み合う3つの陣営。
「ラノベはやっぱり異世界転生だろ!!!」
先陣を切ったのは累計一位を我がものにする泥沼の魔術師。後ろにはアニメ化おめでとうな最強のスライム、神殺しのありふれたチーレム男もやれやれな奴もいる。
「違うダルルォ!?MMORPGだろ!!!」
反論するは黒いコートを身に纏う二刀流の剣士。出身は違えど、同ジャンルが困っている時は助けに来るのが主人公ってものだ。
後ろにいるのは猫耳猫な男。骨太郎様も一緒だ。
「異能バト!舐めんじゃねぇぞ!!」
全ての幻想をぶち壊す男もたまらず反論。日常系の中の笑わないヤツらもいる。
「学園コメディも忘れんなよ!」
どこからともなくターザンロープでやってきたのは学園モノの妹やら間違っているやら邪魔する人々
そうそうたるメンツが集まり満を持してグレイラット家長男が戦いのゴングを鳴らす。
「ちゃんっと話し合おうぜ…!」
「ド派手になァ!!!!」
それを聞きATSUSHIは歌い出す。
Heads or Tails?
幾度でも繰り返すゲーム
「お前ら行くゾォ!!」
Heaven & Earth
輪廻のループの中
Oooh 今聞こえる
Oooh 君の声が
Oooh 道標だ
熱い光浴びてェェエエ工ェェエエ工!!!!!
「なにこの感覚ッーーー!!!!」
新感覚に耐えきれずおじさんは備え付けのボタンを押した。
それと同時に大爆発が起こり、みんな吹き飛んでしまいましたとさ。
『ヤバァイ...なんかスゴォイ...
ライトノベェルゥ.....!!!』
後悔はしていない。