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ボクのカケラ  作者: コロ
2/6

雨の涙

今日もまた

   優しい雨が降る。


《透明な糸》 



君は

今どうしているだろうか

    

そればかりを考えていた

    

このところずっと

    

最近

何をするにも君が浮かぶ

     

      

たとえば

[誕生日プレゼント]

      

別の人の誕生日なのに

       

『もし

 彼女にあげるならば』

『彼女にはこんなのが

 似合うんだろうな』

       


そんなことばかり考えてしまう

       

僕はどうしたのだろう

       

わからなくって、

あわててしまって

      

でもどうしようもなく彼女が恋しくて

      

僕は途方に暮れた

      

そんなある日

僕はふと窓の外を見た。

     

透明な雫が落ちてきた。

       

雨。 

   

冷たくて綺麗な、穏やかな雨だった。

    

僕はそっと窓の向こうをのぞいた。

     

雨はもともと好きだった

    

ゆっくりと本を読む時間ができるから

     

でも

もっと好きになった。

   

君の名前と同じだから

     

雨が降っていると

ずっと君と一緒にいるような気分になる

      


激しい冷雨も

優しい慈雨に変わる

     

    


あめあめふれふれ

ずっとふれ

    

    

僕はそう願う。

 

 

 

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