出会いイベントの前に
第5話
またまた短いです。そして説明多いです。
前の話も短かったので、連投?します。
誤字脱字等がありましたら連絡よろしくお願いしますm(_ _)m
そろそろ1時間たったし覗いてみるか。主人公はともかく生徒会の方はさっきよりも気を付けよう。
そう思って気を付けて生徒会室を覗いてみたけど、誰もいなかった
あれ、もう出会いイベントの場所に移動したのかな?
***
あぁ、いたいた。
早速東庭で誰かと通話をしている副会長を見つけた。
そうそう、そういえばだけど、暁学園高等部の校内は少々複雑だ。
都心より少し郊外にあるここは都内の高校にしては広く、雑多に建物が並べられている。築100年の棟から何年か前にできた新築の棟まである。また、施設が非常に充実しており、それを目的に進学を志す者もいると聞いた。
まず、入口は二つある。南口(生徒は正門と呼ぶ)から入ると南館があり、奥に進むと中館がある。さらに奥に進むと本館、本館の左に西館、右に東館があり、東館の奥に北館がある。北館の奥には芝生のグラウンドがあり、運動部の連中が日々青春をしていたりしていなかったりする。
南館と中館、中館と本館、本館と西館、西館と北館、北館と東館、東館と本館はそれぞれ渡り廊下があり、外に出なくても行き来できるようになっている。渡り廊下を使わずに行った方が早い場合もあるので、天候の悪くない日は使わない生徒も結構いる。
また、その他にも細々とした建物がいくつかあるが、とりあえずゲームに出てきた建物は他に4つ。西館と本館、ついでに中館の間にある礼法舎と、南館のさらに奥、つまり西側にある弓道場、南口を入ってすぐにある部室棟、あとは敷地の一番奥にある旧校舎だ。
礼法舎の周りは庭になっていて、西庭と呼ばれている。また、礼法舎のすぐ西にはもう一つの入口があって、西口とか裏門と呼ばれていたりする。
庭は全部で4つある。1つ目はさっき説明した西庭。ここは牡丹科の植物が植えられているから、牡丹園とも呼ばれる。2つ目は北館と東館の間にある東庭。ここはアヤメ科の植物が植えられているので、菖蒲園。3つ目は、中館と南館の間にあるのは南庭。バラ科の植物が植えられていて、薔薇園。最後に、本館と東館、中館の間にある庭は中庭。ここは一番広く、四季折々の花が咲くので茶会などのパーティ会場となることも多いため、花園と呼ばれることもある。
校舎の奥にあるグラウンドは全面芝生で、色んな競技用のコートが存在する。
以上!
あー、説明が長くて面倒くさかったのでかなり適当だが、暁学園高等部の校内はざっとこんな感じ。
それぞれの校舎の特徴は…またおいおい話すとすしよう。だって面倒くさいし。誰か他に説明してくれないかな。
それにしても我らが副会長サマ誰と話しているのかね?これから君には主人公との出会いイベントをこなしてもらわなくてはいけないかもしれないというのに、まったく。
「もしもし、林堂です。今本館をすべて見終えましたが、それらしき人物は見られませんでした」
…うん?もしかして、今、誰か探してる?え、それ、私だったりしないですよね?
うっわー、だとしたら最悪。さっきみたいに手を抜いてコントロールしているわけじゃないから、今度は見つからないと思うけど、それでも探されているという現状はあまりよろしくない。
こんなことならさっきも、面倒くさがらずにもっと精密にコントロールしておけばよかった。とか言って私はきっとまた同じことを繰り返すんだろうけど。
まあ過ぎたことを悔やんでも仕方がない。どうやら副会長の通話相手の方も成果はなかったらしいし。私を探しているのであれば、私が見ていたのは寮からで、校内では一切特能を使っていないから当り前っちゃ当り前だけど。
今役員全員を見つけたが、全員校内にいた。それも主人公との出会いイベントの場所に。
出会いイベントでの会話は思い出せないが、顧問以外は何かを探していたところで主人公と遭遇していたような気もする。もしそうだとしたら、シナリオ通りのはずだ。
うん、きっかけはどうであれ、これでシナリオ通りに進むなら万々歳ではないか。そう思うことにした。というかそう思わないとやっていけない。畜生め!
主人公の口癖は畜生め!に決定いたしました(`・ω・´)←