お誘い ―生徒会役員・主人公―
第31話
どんどん間が空いてすいません!
「まま母~」を急に思いついて、書き連ねるのに2日もかかってしまいました…。
ごめんなさい、言い訳です。
少し長めです。
「そうだね、まずは―――…」
そう口を開いたのは、監査だった。
「君は、どうして3日前倒れたのかな?」
尋ねられたのは、3日前に気絶してしまった時のことだった。時系列順に聞いていくつもりなのかね。これについての答えはもう用意してある。
「寝不足と精神的衰弱、特能の使い過ぎだと思います。色々と嫌なことがあって精神的に参っていて、その嫌なことの中に特能を使い続けなければいけない時があったんです」
ま、嘘だけどねっ。
秘儀、聞き辛い雰囲気を出して誤魔化そうの術!
効果は抜群のようだ!
あららー、みんな気まずそうにしてるよー。にしし。
目を若干下にずらして、言い辛そうに答えた結果がこれだよ。誰も突っ込んで聞いてこないよ。誰か一人くらい聞いてくると思ったんだけどねー。むふ、らっきー。
んでも、嘘とは言い切れないのかなあ?寝不足は一応本当だし、精神的衰弱も主人公のせいで疲れてたっていうのが入るなら本当だし。特能の使い過ぎは言うまでもなし。
うん、これは嘘じゃない!紛れもない事実なのだ!しゃっきーん。
「んー、じゃあ、その日に図書館で何調べたか教えてー?」
私の発言で少し重くなった空気を払拭するかのように聞いてきたのは、書記。さすがAKY(死語)!
「特能の使い方や、限度についてです。いくら文献をあさったと言っても、一般に公開されている物だけですから。今まで使い過ぎで倒れたことなんてなかったので、この機会に知らなきゃと思って」
ん、これは本当だねー。
正直結果は芳しくないけど、私の特能が規格外どころか化け物レベルだと知れたわけだし、収穫はあったと言える。
「それを知って、どうしたのー?」
「自分の限界を知ることが大切だと学びました。私の特能はさっき言った通りなので、知ろうにも試せなかったのですが」
突っ込んで聞いてきた書記
これの答えも本当。だって眼操の限度は知ってるもの。精神系だから他人に特能を認識されることがないし、自在に操れるようになった。
なんかあれだな、AKYって某アイドルグループみたいだな。元の世界では人気が出始めたばっかでこっちに来たんだけど、あれからどうなったかなあ。人気無くなったかな、それとも更に人気出たのかな。こっちの世界にはいないんだよねぇ。
閑話休題。
「これから特訓だな」
直江先生が、ニヤリと笑ってそう言う。それを受けて私の隣にいる上杉志信の顔がぱぁっと輝いた。
「じゃあこれから「上杉さんとは違う時にしてくださいね」
しょぼーん。
そんな言葉がぴったりなくらい分かりやすく落ち込まれた。どうでもいいし、放っておくか。
「分かったよ。検討しとく」
苦笑すんな美形め。なんで検討なんだよざけんな。
それってあれでしょ、善処するの同義語でしょ。前向きに~ってやつでしょ。つまり却下って意味じゃん。
「お願いしますよ、切実に」
「わぁってるよ」
面倒くさそうに、言葉を崩して言われた。酷いなあ。
それといい加減主人公離れてくれないかな。諦めたとはいえ鬱陶しいんだよね。
「用具入れに閉じ込められた時、特能を使いましたね?」
「…はい。縄を切るために移操を使いました」
「移操をどのように使ったんです?」
訝しそうに聞いてくる副会長。普通はあんな方法で使ったりしないからなあ。
「縄を外すためです。私の移操は、私自身と私の身に着けている物が一緒に移動する程度の能力ですから。精度を上げれば身に着けている物でも置いていくことが出来る…こともあるんです」
「あぁ…なるほど」
あ、分かったんだ。自分でもかなり分かりづらい説明だな、と思ったんだが。
他の人も皆、意外そうに納得している。
何このああ盲点だった!こういう使い方もあるんだ!的反応。後が少し怖いんですが。
「どうやって気が付いたんだ?」
「私の特能がバレていることに、ですか?」
かなり省いた質問をしてきたのは、会長。思わず確認してしまったじゃないか。
聞き返した私に尊大そうに頷かれた。仕方ない、答えるか。
「そりゃよくよく考えれば分かりますよ。それまでは多分分かりたくなかったんじゃないですかね?」
当り前である。しぶしぶ答えたにしてはまともな返答をしてしまった。少し後悔。
会長さん、ちょっと悔しそう。ハハハざまあ。
「ねぇねぇみーちゃん、昨日のは何のためにやったのー?」
「その呼び方やめたら答える」
まだ呼ぶか会計め。二人の時ならいざ知らず、こんなに人がいるところで呼ぶとかどんな羞恥プレイ。しかもわざとやったって断定されてるし。何故。
くっ、流石伊山君。君の凶悪さを侮っていたよ。
今だってにやにや笑いながら此方を見ている。畜生なんか悔しいぞ。
「ってことはやっぱりわざとなんだねー?」
…あ。
畜生嵌められた。ここは、何のこと、ととぼけるのが正解だったのか。
「…まあね」
「じゃ、なんでー?」
「答える前に、君が私の呼び方を改めると約束して」
「やだー!」
「じゃあ答えないね」
「うん、いいよー。僕らの実力を見るのと、本当にバレてるかの確認でしょー?」
「…さあ、どうだろうね」
え、なんでバレてんでしょうか。
ああいやまあ、少し考えれば分かることだよね!うん、ちょっと動転したのが恥ずかしい。
でも顔に出さなかった私ナイス。超ナイス。これ以上彼を喜ばせるとか本当に有り得ない。
「じゃ、そういうことにしとくねー」
「勝手にすれば?」
「冷たいなー、もう。んじゃ、あと一個。なんで上杉さんに追いかけられてるの?」
「むしろ私が知りたい」
私が知りたい。大事なことなので二度言いました。
そんなこと私に聞くなよって感じですええはい。
「ねぇ、なんで?」
なので上杉志信に聞いてみた。さあ答えやがれ!
「え、なんとなく?」
突然ふられた彼女は、少し困ったように答えた。
なんとなくかよ!
「えっと、入学して2日目の昼休みに会って、そしたら美穂ちゃんのことが忘れられなくなっちゃって…。また会いたいなって思って探しに行ってもいないし…かくれんぼかなって思ってさ。色んな人に美穂ちゃんのこと聞いてたらもっと会いたくなっちゃって…。気が付いたらもう…」
なんで頬を染めてくねくねしながら言う。そういうことは君に気がある男子に言え。私に言っても意味ないぞ。
可愛いよ容姿的には!私には残念な子にしか見えないけどな!言ってることも含めて!
「あっ、そう…」
うん、思わず目をそらしてしまった私は何も悪くない。だってこの子なんか怖い。俗にいうヤンデレみたいなオーラ発してる。なにこれ超怖い。
他の人も引いている。特に伊山君が一番引いている。ドン引きと言ってもいいくらい引いている。
分かる。正直私もドン引きだ。
「じゃっ、じゃあ他に何か質問ありますか!」
この空気を払拭したくて、声を上げた。頼むからのってくれ。
「え、えぇ…。生徒会からは特にはありません。先生方、何かございますか?」
「あ、あぁ。俺はないぞ」
「そうだな、俺もない」
「そうね…。質問ではないけど、一度香りをすべて解放してみてくれないかしら」
「…へ?」
え、いいんスかそんなことしちゃって。のってくれたのはありがたいけど、皆さんぽかんとしておりますよ。未だに自分の世界に浸ってる主人公以外。
「いいんですか…?」
そんなことやったことないからできるか分からないんだけど。でもそうすると体が楽になると思うから私的には問題ない。だが、多分私の特能は彼らより強いから、匂いを完全に放つという状況には警戒する。
生徒会でもクラスと同じ目に遭うのは嫌だよ?
「ほんの一瞬でいいのよ。それくらいならいくらなんでも持つでしょうし。あんたたちもそれくらいなら大丈夫でしょう? 私だけあなたの香りの強さを知らないのよね。その日丁度いなかったから」
「あぁ…確かに国語は自習になってましたね」
書記と会ったあとの授業は本来国語だったはずが、自習になっていて仕方なく図鑑を読んでいたのを覚えている。その時か。
そして流石は女王様。自分だけ知らないからと言って他の奴らを犠牲にするとこなんかもう。でもそこに痺れる憧れるぅ!嘘だけどっ!
「私は構いませんが…大丈夫ですか?クラスの二の舞は嫌なのですが…」
一瞬なら大丈夫だろうと半ば確信しつつも問いかける。主人公は既におかしいのでスルー。今更だよ。
彼らはしぶしぶといった体で頷いた。この人たちは他の学園の生徒とは比べ物にならないほどの精神力を持っている。本人たちもいいって言っているし、まあいっか。うん、平気平気。
「なら…」
完全に特能を意識の外に追い出す。体の力を抜き、上杉志信にもたれかかる。これでできてるかな?
それもすぐに終え、また匂いをコントロールする。
「これでいいですか?」
船見先生を見ると、頬をほんのりと染めていた。なんだこの人可愛いぞ。抱き着いていいですか?だめですか、そうですか。しょぼん。
「え、ええ。大丈夫よ」
そんな顔で言われても説得力ゼロですが。まあ本人が大丈夫って言ってるし、別にいいか。
よくよく見ると生徒会の役員たちにも変化があった。ある者は目をそらし、ある者は頬を染め、ある者は無表情になり、ある者は此方と凝視している。うっわー、面倒なことになった気がするぞー。
そんな中で表情を変えなかったのが2人いた。雷先生と直江先生だ。流石、精神力パないっすね。
「はぁ…貴女の特能がどれだけ強いか、よく分かったわ…。確かにこれは持って数十分ね…」
その表情のまま言う船見先生。だから可愛すぎだってばもう。ま、歩ちゃんの方が可愛いけどね!
「えぇと…他に何かなければ私からの質問に移っても?」
あまりの気まずさについ言ってしまった。これは彼らの説明を聞いてからにしようと思っていたのに。
まあいいか。どうせどっちが先でも最終的に得る情報に変わりはない。
「「「「「へ?」」」」」
ん、なんで呆然としているんですか?もしかして想定外だった?
こんなの当り前だと思うんだがなあ。
「当然でしょう?私は貴方方の質問に答えたんですから」
え、私別に何も間違ってませんよね?実際、先生方は当然って顔をしているし。
「え、えぇ、そうですね。 どうぞ」
真っ先に立ち直ったのは、やはりというか林堂先輩だった。うん、予想どーり!
「あなた方は、いつから私を疑っていましたか?」
何に関して疑ってたのかは言及してないからな。ここ重要。
この言い方だと、私が覗き見犯だとまだ疑っているのだとすれば、その疑いはほとんど確定になる。でも、今の会話の流れだと私が特能を持っているといつから疑っていたのか、という疑問だと解釈されるはずなのだ。
これの反応で、私がまだ覗き見犯と疑われているのかどうかが分かる。彼らは一見表情を取り繕うのが上手いようだけれど、よくよく見ると目に感情が表れていたり、一瞬だけ素の表情が見えたりするのだ。
そんなんじゃ社会に出て生きのびれないよー?特に君たちの住む世界は自分の利益を追求するばかりの魑魅魍魎がうようよいるんだから。ただのイメージだけど。
「…どういう意味でしょうか?」
「へ?私が特能を持っているかどうか、いつから勘付いていたのかという意味ですけど…」
一瞬だけ止まった後、表情を変えないまま聞いてきた先輩にきょとんとして返す。
――なんでまだ疑われてるのかなあ。ちゃんと特能を2つ持ってるって白状したのに。
それともさっきまで疑ってたから、それをまだ捨て切れてないとか?うん、ないな。彼ら、特に林堂先輩は物事をはっきりさせるのが好きな人らしいし。
あ、これはゲーム情報だけじゃなくってクラスメイトの情報でもあるから。ファンクラブに入っているらしいクラスメイトがわざわざ教えてくれた。
なんで何も言っていないのに教えてくれたのかは分からない。でもなんだか外堀を埋められている気がする。なんのことかは分からないけど、とにかく嫌な予感がする。気のせいだといいなあ…。
「あぁ、疑いを持ったのは3日前からですよ。それ以前から貴女の名前は知っていましたが」
嘘つけ。
と思ったけど嘘じゃないかもしれない。
私が倒れたその日に彼らとは遭遇したわけだから。その時彼らが私を疑っていると分かったけど、それ以前は分からない。
うーん、難しいね!
今の段階だと、質問できることが少ないな。まだ彼らとは腹の探り合い中だし。彼らは私が何を質問するかで色々なことを判断するだろう。覗き見のこととか誘拐のこととか私がまだ隠していることとか。
彼らが想像しているよりも私の隠し事がはるかに大きいというだけで、私がまだ隠し事をしているというのはきっとバレている。伯父さんについては言えないって言っちゃってるわけだし。
ふむ、ならいっそ後で説明されるだろうことを聞いちゃうか。
「私のこの後の処遇はどうなるのですか?」
これは気になる。
私は特能持ちだと申請してなかった。それに対する罰は、少なからずあると思う。流石に生死に関することではないと思うけど。強い特能持ちは希少なわけで、それを利用ないし研究したいと考える奴らはお偉いさんの中にも多数いるだろうから。
それに、私も特訓が必要、とか言っていたし。私自身それは助かるから別にいいけど。でも上杉志信とは一緒にやりたくないなあ…。訓練中も煩くされてまったく集中できなさそう。直江先生がいるからそこまで酷くはないかもしれないけど。
「あぁ、そのことですか。
まず、貴女の罰についてですが――何の罰かは言わずとも分かりますよね?――生徒会での2年間の無償労働です。この2年というのは、貴女が特能を隠していた期間です。それよりは若干多いかもしれませんが。幸い、今の生徒会は庶務が空いて――なんです、その顔」
「へ、いや、だって、」
その庶務の席は、上杉志信のためのものだから。
説明途中に指摘されるほど間抜け面を曝していたらしい。だって、だって。いやまさか。そんなバカな。有り得ない。頭おかしいんじゃねぇのこいつら。
っと、つい混乱してしまった。反省反省。彼らが、その席が彼女のものだと知らないのは仕方がない。彼らはゲームの登場人物であり現実にいる一人の人間。知っている私が、おかしいのだ。
だけど、それとこれとは話が別。私がその席に座るという事は、私が主人公の座を奪うということになるのかもしれない。もちろんルートの中には生徒会入りしないルートもあったが、数は非常に少なかった。私が主人公の代わりになるということは、死亡する確率が上がるという事。できれば、というか絶対に避けたい事態だ。
ところが、今回“罰”として生徒会入りの話がきた。つまり、辞退は不可能。思い付く反論もねじ伏せられる未来が目に見えている。
それでも挑戦しなければならないのだが。
「何か?」
「や、私に生徒会入りするような実力はありませんよ!?クラスもBですし、役に立てるとは思えません。罰ならもっと役に立ちそうなことにしなければ意味がありませんよ!」
「既に決定されたことですので。クラスのことはご心配なく。貴女は来月にでもA組に移る予定ですよ。幸い頭の回転は悪くないようですから、全く役に立たないという事はないでしょう。それに貴女の役職は庶務ですから、やることは実質雑用ですよ」
うわ、一気に言ったら倍になって返ってきた。ていうかいつA組に移るなんて決まったんだ。聞いてないぞ。言っていることもさりげなく酷いし。このドSめ!
畜生、でもめげない!
「ほ、ほら、今期の生徒会のみなさんは生徒からの人気がすごいですから。無名の私なんかが入ったら大きく反発が起きますよ」
「大丈夫です。上杉さんの一件、それに3日前の一件で名前は知られていますから。しかも3日前のお陰であなたは生徒からも教師からも好感情を抱かれてますよ」
その言いようは酷い。私が、人気で容姿のいいお前らの間に無名で地味な私が入るとか有り得ないって意味で言っているのを分かったうえで話をすり替えやがって。
「そんなちっぽけな感情、あなた方への好意を前にすればすぐに消え去りますよ! 私に嫉妬に狂った方々にいじめられろと言うのですか!」
「そうなるとは限らないでしょう?この学園の者の貴女への感情は、恐らくそう簡単には消えませんよ。 あぁ、安心してください。ないとは思いますが、万が一いじめられるような事態になった場合は僕らが守りますから」
こ、こいつ…。そんなのただ煽ってるだけじゃないか。やっぱり分かっていて言っているなこの野郎。
私の発言をどこも否定しない所がこの方らしいというかなんというか。
「そもそも、私はまだ入学して1週間程度です!内部生じゃないんですから、いきなり生徒会の仕事なんてできるはずないですしさせるべきじゃないでしょう!」
「その点も大丈夫です。貴女が正式に入るのは1か月後、5月からですよ。それまでは見習いとして出入りして、ここの仕事に慣れてもらいます」
にっこりと素敵スマイルで死刑宣告を言い渡す副会長サマ。
畜生、これ以上反論が思い付かない!
「…なぜ罰を生徒会入りに? もしデータの持ち出しとかされたらどうするんです?」
「自身のメリットを顧みずに否定する貴女なら大丈夫ですよ」
撃 沈 !
反論が思い付かなかったから方針を変えて攻めてみるも、あえなく撃沈しました。
別にメリットを顧みないわけじゃなくて、デメリットがでかすぎで霞んでるんだよ。私そんなできた人間じゃないよ。勘違い良くない。
「もちろん、やってくれますよね?」
罰だと自分で言ったにも関わらず、随分念を押してくるなあ。
仕方ない。主人公と違って私は死亡フラグが分かっているから、立っていたなら折ればいいだけだ。現実はそう甘くないとは知っているけど、でも。
これ以上彼らを納得させられる反論ができない以上、呑むしかないか。
「…分かりました。では、上杉さんも一緒なら」
ただし、条件をつけて。
“罰”だというのに図々しくも条件をつけた私に、さっきの問答をどこか楽しんでいる節のあった副会長を含めた生徒会役員、教師はもちろん、突然巻き添えを食らいそうになっている上杉志信も驚いていた。
まあ私は彼女を目に見えて嫌っていたし、実際非常に、嫌いだ。だが、主人公の位置に立たないためにも、死亡フラグを少しでも多くへし折るためにも、私だけが生徒会入りという状況は受け付けられない。
もちろんこの条件は生徒会側にもメリットはある。特能をコントロールできている私と違って、彼女はいつ暴走させるか分からない。そんな不確定要素を取り込むことで、監視・管理がしやすくなる。更に、今まで監査が上杉志信に割いていた時間を仕事に割くことが可能だ。
うん、相互に利益のある条件のはず。実際彼らも悩んでいるみたいだし。先生方は先生方で、生徒会役員は彼らの中で目配せを交わし合ったり小声で話し合ったりしている。
さて、どうでるかな。
はてさて、主人公の提案は受け入れられるのでしょうか――?
答えは作者にもまだ分かりません(オイ
2/11 色々と日本語がおかしいところを見つけたので、修正しました。




