4条-あんまりほっとくと前回までの連載内容を忘れるんだなぁ
「浜田、二次会行くって!」
と言ったのはサンシャイン敦だ。
新宿の夜は深まっている。
一行はスナック・三代目じぇじぇじぇソウルブラザーズに向かった。
もちろん久慈にある。
ジャスティス佐原が急遽、恋人である粘着アメーバ鈴木に自家ヘリを要請した。
「おえええええええええええええええええええ」
揺れる機体にモーリータンティ浜田はあふれんばかりの喜びを5、6回は吐き出していた。
「つきましたよみなさん!」
さっきからやたらとしきりたがるサンシャイン敦に一行の遺憾の意はマックスである。
店に入るとすでにローレライ綾子が証人であるディスイズチョウドイイホンダ翼と始めていた。もちろん丸山は今頃刑務所の臭い飯で一杯やっているだろう。
座についたはグルコース堤下、ジャスティス佐原、サンシャイン敦、モーリータンティ浜田、粘着アメーバ鈴木である。
筆者としても非常にややこしい。
さっそくモーリータンティ浜田による現場検証が始まった。
「犯人は敦さん、あなたです」
鳴りやまぬ敦コールに一気飲みで応える敦。彼がふらふらになると、ここでネタばらし。
これには敦も苦笑い。
「もう二度とこんなことはしないよ」
☆
――とある病院。
「まさかこんなことになるとはね」
二次会で酒池肉林の騒ぎを演じた一行は全員仲良く急性ディスイズチョウドイイホンダ翼中毒で運ばれた。
「なにしろかわいいからね」
そう、今回も落ちなどない。かわいいは正義なのだ。
FIN




