04
その後凱斗と会長は少し話した後、会長が眠ると言うので凱斗は部屋を後にした。
「また明日も来るよ。」
凱斗がそう言うと会長は嬉しそうに笑い、目を閉じた。
屋敷の駐車場に車が止まっており、車の外で桜庭が待っていた。
車のドアを開け頭を下げる桜庭を見て凱斗は微笑み乗り込む。
「会長の様子はどうでしたか?」
「……元気そうだったよ。」
そう言う凱斗の表情を見た桜庭はその後会長には触れなかった。
凱斗から明日も総龍本部に行くと告げられた桜庭はそれをスケジュール帳に書き込んだ。
「アニキー!ラジオ流していいですか?」
助手席に座る陽平が後ろを向く。
「ああ。でも俺はもう一度寝るからあまり煩くするなよ。」
陽平は「はーい!」と返事をしラジオを流す。
「どれにしようかな?」
陽平がカチカチとボタンを押し、幾つもの放送が流れる。
「ちょっと今やってるラジオでいい感じのやつないか調べます!」
そう言って手を止め携帯電話を取り出す陽平。
止められたラジオからは途切れ途切れに女の人の声が流れ、凱斗に「不気味だ。」と怒られる。
陽平は「ちょっと待ってください!」と慌てて携帯電話を見つめ番組を探す。
凱斗はため息をつき、目を閉じ途切れ途切れに聞こえる声を聞きながら深い眠りについた。
「本日……ース…す」
「昨…未明……不…死……遺体……」
「警…捜査………ん」
「ム…カリ……ブ……雪……く」
「関係……調……ます」




