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第5話

何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?

「幸一!


わたあめ作っとる所見たことあるか?」


首を横に振ると、祖父は小さな俺の体を持ち上げて、肩車をしてくれた。


屋台のおじさんが割り箸を機械の中でクルクル回していくと、どんどん白くて、ふわふわした物が魔法の様に大きくなっていった。


「ほれ、


これがわたあめじゃよ。


面白いじゃろ?」


ふわふわの魔法にかかった小さな俺の目は輝いて通常の三倍増しの大きさになっていた。


優しい食感と甘い後味に包まれると思わずにんまり。


「おいしい!じいちゃんありがと」


祖父はガハハと大笑いして、太鼓の音に合わせてリズム良く歩き始めた。


すっかり祭りの魅力の虜になった俺は祖父の手を引っ張り、ヨーヨー釣り、スーパーボールすくいで祖父と対決した。


「幸一にはかなわんなぁー」


そう言って、また笑顔で小さな俺の頭を撫でた。

100%当たる占いがあったらどうしますか?

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