第49話
何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?
何を言ってるんだ、コイツは。
オレがゲームのキャラクター?
はっ!?ありえない。
コイツ頭イカれてる・・・・・・
「まぁ、現実を受け入れるのは難しいよな。
けれども、今まで君に行ってきた事を出来たのは何故だと思う?
オレが世界を作った神でもないとこんな事できないだろ?
他に理由が見つかるか?」
他に理由なんて見つかるわけもない。
頭の中は?だらけなんだから。
思考停止、真っ白とはこの事だ。
「君の再プログラムは終了したし、これからは自由に生きてよ。そんじゃ」
まるで電話が切れる様にプツッと言う音がした後、静寂が訪れた。
そこには時間が存在していない様にさえ感じた。
その中でゆっくり、ゆっくりとPCが立ち上がるように思考回路が戻ってきた。
今まで起きた説明のつかない事象も、もし本当にDJマサキと呼ばれる人物?によってプログラムされ作り出された世界なら、ありなんだろう。
俺がそこの世界の登場人物?
はっ!?ありえない。
この手も、飲みかけのビールも、いつもの様に放送されているテレビも、この住み慣れた散らかっている部屋も、全て作り物だってのか?
ありえない。
100%当たる占いがあったらどうしますか?




