第43話
何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?
連絡先を教えて欲しいと伝えられので、
それ程の事はしていないです。
と答えたが、どうしてもと言うので会社の名刺を渡した。
すると受け取った女性が
「家の主人と同じ職場なんですね。
主人がいつもお世話になっております。」
と伝えられて、佐藤さんってどの佐藤さんなんだ?
と思いながらこちらこそお世話になってます。
と返答していた。
車に乗るのを手伝って、見送るとお婆ちゃんの優しい笑顔で、心がホッとした。
さて、今日はこのまま家に帰ろうと歩き始めた矢先携帯が小さく振動した。
携帯をポケットから取り出すと待ち受け画面が真っ黒になり
(正解!!)
という文字がスクロールしていった。
昨日の予言ラジオで急いでいる時に困っているお婆ちゃんに出会うという事を聞いていたのを思い出した。
(・・・・・・正解って)
自分の運命を他人操られているような感覚で正直気分が良くなかった。
100%当たる占いがあったらどうしますか?




