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第42話

何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?

「・・・・・・そうか、それならしょうがない。


明日は来れそうなのか?」


はい。と小さめな声で答えて、ご迷惑おかけしました、と伝えて電話を切った。


フーッと息を吐いて、お婆ちゃんの方へゆっくりとした足取りで向かった。


自宅の番号をお婆ちゃんから教えてもらい、電話をかけると女性の声がした。


事情を伝えると何度もお礼を言われ、今から病院まで迎えに来ると伝えられた。


電話を切ってお婆ちゃんに


「ご家族が迎えに来てくれますよ。」と


声をかけると、出会った頃より大きめな声で


「ありがとうございました」


と笑顔を見せてくれた。


病院に入って来るなり、周りをキョロキョロと見回してウロウロしている40代くらいの女性がいた。


お嫁さん?娘さん?まぁ、とにかく電話越しに話した家族だろうなぁ、っと想像できた。


お婆ちゃんに


「ご家族ですか?」


と聞くと、小さく頷いた。


車椅子を押して近づくと、辿り着く途中で気付いた様で駆け寄って、深く礼をされ


「本当にありがとうございます」


と少し荒くなった呼吸で伝えられた。


「いえいえ、お気になさらずに、大丈夫です。


大きい怪我では無かったみたいで良かったですね。」


お婆ちゃんと一言二言話して、気をつけてね。と伝えるとくしゃっとした笑顔で礼をしてくれた。

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