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第34話

何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?

午前中に心の奥底に沈殿していたモヤモヤがプカプカと頭の中に浮上してきた。


寄りかかっていたドアが開くと、いつもの降りる駅と気がついた。


時刻は19時20分。


(とりあえず、今の今まで起きた事を答えて貰おう!


答えて貰えるのか?


キャッチボール的な事は出来てたっけか?)


時刻は19時40分。


期待と焦りなのか、少し早めに着いたアパートの鍵を探すのに手間取りながら、なだれ込むように家の中へと駆け込んでいった。


昨日のバッグをひっくり返して、出てきた物に顔を近付けて探してみたがあのイヤホンはそこには無かった。


(たしかにこのバッグに入れたはずなのに・・・・・・)


もう一度バッグを手に取り、今度は中を舐めるように捜していた。


縫い目に引っかかっているイヤホンを見つけると、大きく息を吐き出して時計を見ると19時55分。


イヤホンを耳に付けて、冷蔵庫に向かい、冷たい麦茶を取り出してコップに注がずそのまま勢いよい一気に飲み干した。


冷たい感覚が喉の奥を通り抜け、胃に通達する前に耳の奥に聞き覚えのある音楽が流れ始めた。

100%当たる占いがあったらどうしますか?

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