第1話
何気ない日常を過ごしていたが、祖父の死をきっかけに自分の未来を放送するラジオを手に入れた主人公。未来は何故ラジオから放送されていたのか?その未来はただの予測なのか?現実に起こる確定の未来なのか?未来は誰の手にあるものなのかわかった時、あなたはどうしますか?
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人生の道程とは入り組んだ道路なのか?
それとも先の見えない線路なのか?
しかし、それらは重要な事なのだろか?
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「雨降ってんじゃん・・・」
今日の降水確率は30%。
とても雨が降るような空模様でも、天気予報でも無かった。
家を出る前は普通に晴れている天気だった。
雲こそあるものの、雨が降るようには見えなかった。
それが、電車に揺られて会社の最寄り駅に降りたらこれだ。
そもそも30%の降水確率ってなんだ。
降ったら当たり、降らなくても当たりみたいな中途半端な言い草に腹がたつ。
しかしどうにもこうにも雨は降っている。
会社までの道程は鞄を雨除け代わりに走るしかなかった。
100%当たる占いがあったらどうしますか?