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⑺『罪、駆ける、罪』

⑺『罪、駆ける、罪』



学生時代の、アルバイト先の部長にも、小説家になれ、と言われたし、学生時代の秀才の友人にも、小説家になるんちゃうかな、と言われたことを、今でも覚えている。あの言葉たちが、仮に社交辞令だったとしても、いや、多分、社交辞令だと思うが、それでも、勇気づけられたんだった。



過去のいろんな自分の行動を思い返すと、様々な罪を犯していたように思う。生きる罪人、裁かれることのない罪人。例えるものもなく、目も疲れてくるし、パソコンは打ち間違えるし、それでも、微かな光に、俺は確かにすがっていた。



幼い頃から、芥川賞は、どんどんと、遠いところへと離れて行く。絶望と渇望。誰も救いの手を差し伸べない場所にこそ、芥川賞がある様な気がして、いろんなものを、捨て去って来た人生だった。現に今でも、脳内を、芥川賞と言う言葉が、駆け巡っている。

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