城壁の外
《まずはメニューの開き方からレベル、ステータス、スキルの確認の仕方から説明しますね》
僕は魔法トークから伝わるレクリアの説明を聞いていた
トレーニングが終わってお風呂に入り食事をとってきたあと
天井に戻ってレクリアとトークをつなげた
《先ずはどこの方向見てても良いので視界の右上をみてください、白い丸が見えますよね?これ目を閉じていても見えるようになってます、その白い丸に意識を集中させるとメニューが開きます。先ず1番上がレベル次がステータス右横をまた意識を集中させると細かいステータスが表示されます、力、防御、スピード、魔力ですねステータスの下はスキルです保有スキルが確認できるます》
まさか、、こんな場所から確認できるなんて気づかなかった
視界の右上なんて見ることなかった
《スキルの下はフォローです、一度会ったことのある人ならその人とトークが出来ます、もし亡くなった場合はフォローとのトークが出来ないように表示されないようになってます。私は1度この世界の移転の際魔法を通してあなたに触れていた為こーやってトークが出来るようになってます。それにフォローに表示されていたので生存してると確信もてたのです》
あとにも色々説明を受けた
レベルの上げ方
スキルの使用方法
モンスターのランク
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説明が終わった時には朝になっていた
僕は説明後また夜にトークで話を聞くことになった
今日の夜は出来れば外に出てモンスターと戦ってスキルの使い方
レベル上げを行う予定だ
ここは5階だが城の裏には門番がいなく城壁が高い為見張りもいない
5階から長いロープで城壁の外に出ることにした
4階の倉庫に長いロープがいくつかあったのでそれを繋げていけば大丈夫なはずだ
食事の時間くらいには外に出てもバレることはないだろうと
夜10時に起きて外に誰もいないのを確認しロープを下ろした
三階の屋根の上からロープをもう一つ城壁の外側に向かって投げる
ロープは城壁の外に出た
長さも充分下のところまで届いた
僕はロープを三階の屋根に置いてあるオブジェにくくりつけた
そろりそろりと慎重に降りる
やがて足が地面に着いた
ロープ自体は木の影にうまいこと隠しておけるので
よく見ない限りは大丈夫だろうと思った
お城の外は広い草原となっている
少し丘台なので下を見ると街が見える
城下町というのだろう
今はまだ起きている人も多いのだろうか明かりが多く照らされていた草原の先には少し暗くて見えにくいが大きな山々が立ち並んでいた
その山はここら辺全周辺を囲っているようだ
『さあ、、今からが大事だ城壁の外に出てもまだこれから戦うモンスターが問題だ』
レクリアは言っていた
最初のレベル上げは弱いEランクのモンスターがいいと
Eランクのモンスターは動きも硬さもないスライムが1番いいみたいだ
魔王城の近くならランクの高いモンスターがいてもおかしくない
充分気をつけるようにと
僕は4階の武器庫から少し細めの剣を奪っていた
後は手に軽い盾
服装も肩に鉄のパッド
靴も鉄入りの物を頂かせてもらっていた
準備はとりあえず良いとして
周りの風景を見渡す
あとは、、、モンスターがお望みの者が存在しているか、、
だがその心配はとりあえずは回避した
お城近くのモンスターには見た目でもわかるスライムが何匹もいた
僕の保有スキルは7個あった
7個のスキルをレクリアさんに言った時レクリアはやっぱり、、私の目に狂いはなかったと言った
見てもいないのにと突っ込みかけたが今はつっこむ余裕もない
スキルの名前を全部伝えてどういうスキルか教えてもらったとき
1つだけレクリアでも聞いたことのないスキルが存在していた
スキル名は⌘羅王天皇拳⌘
このスキルは後でまたレクリアが調べてくれることになった
とりあえず今は説明を聞いたスキルでモンスターを倒してレベル上げを行うことだ
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3時間の時間が経った
現在時刻深夜1時過ぎ
現在時間は視界の左上に表示されていた
レベルも5まで上がることができた
身体もだいぶ疲れを感じてきているし
深夜に場内に入ってまたトレーニング器具やお風呂を使用するには
今くらいから戻った方が良さそうだな
レクリアから1度連絡がきたが
僕の保有スキルはまだわかっていないみたいだ
とりあえずはレベル15になるまでは今の状態を続けてみようとのことだ
レベルはモンスターのスライムが3の経験値を得ることができて
レベル2までは15の経験値が必要だから五体倒すとレベルが上がる
この時もレベル上限ステータスがあるのでレベル2が力上限50までならそれ以上上がることはない
僕は5までレベルが上がったが全て上限値の値だっだ
先ずはレベル15まで、、、そこから新しい作戦をレクリアと立ててこの魔王城から抜け出すんだ