月の神リルムハウダー
過去に四天王として配置についた者は英雄と呼ばれて語り継がれる事がある
もちろん魔族達の間だけではあるが自ら危険に飛び込む勇気みんなを守る優しさ戦う強さ過去の英雄と呼ばれた四天王は皆色々と語れていたがその英雄の中に16年間闘い続けた英雄がいた
名前はホムラン200年前にマールフル諸島に拠点を置いて16年間闘い続けた四天王
他の3人は配置に付いてから6年で亡くなったがホムランはそこから10年間1人で戦い続けた
配下も長い間闘い続けたが14年経って亡くなりそこから2年間たった1人で守り続けた正しく守護神だった
しかしホムランは最初は四天王の配置ではなかった四天王の配下として配置されたのだが訓練しレベル上げを行なって3度目の人間達からの襲撃の時ホムランの部隊の四天王はやられてしまった。そこからホムランが代表として選ばれて四天王として配置に付いた
16年間で10回の人間達から襲撃が行われた。鍛えられたホムランのレベルは120あったと言われている
元々レベルは80で配置に付いたホムランだがランクの低いモンスターしか出現しない本島でのレベル上げはもの凄い苦労があっただろう毎日寝る時間も惜しんでレベル上げを行なって戦いに備え魔族達の為に16年間闘い続けたホムランは魔族達の間では英雄として語り継がれている
そんな英雄に憧れて四天王となったのはデボール
彼は小等部の5年生の時まで虐められていた
背が小さく丸く目が細く
魔族のダークエルフは基本みんな背が少し高くスマートな種族だ
少し変わった体型のデボールはみんなから馬鹿にされて過ごしていた
気持ちも落ち込み生きる気力を無くしていたある日突然光がさした
英雄ホムランのお話しだ
ホムランの話を聞いたデボールはそこから鍛え始めた
学校にも行かなくなったデボールはひたすら修行した。中等部の二年生を迎えた時デボールは山に住むようになっていた
多くのモンスターを!強いモンスターを求めて闘い続けたデボール
18歳を迎えた時デボールのレベルは81に達していた
魔族の騎士団入団は許可され騎士団の一員となったデボールしかし学校には行かなかった事は周りからの反響も大きい
王国の幹部達の中にはデボールの存在をよく思ってない者は多かった
レベルが高いだけの能無しと‥‥
元々口数少ないデボールは喋らないのは学校に行っていないからだと言われる事が多かった
入団したてのレベルが低い同期の者達からもデボールに対しては厳しい意見が飛んだ
それでもデボールは自分のやる事を曲げないで己を鍛え続けた
入団1年後四天王達が全員やられ次の四天王の配置候補募集が来た
デボールは元々志願していたのでもちろん応募したのだが
幹部達や同期の者からはデボールは頭が悪いから敵に騙されて利用される可能性がありますと噂された
実際に配置に付いた者で裏切りはいくつかあった捕まって命乞いで裏切った者
仲間に毒を盛った者内乱を起こさせた者
レベルの条件だけでは無く中の雰囲気を保つ為に危険な行為や馴染めないと思われる者の配置は断られる事があった
デボールも悪い噂がたち四天王候補で動く役員は悩んでいた
ある日デボールの非番修行の為少し街から離れた山の近くの村で事件が起きた
Sランクモンスターベヒーモスの襲撃だった
デボールは襲われる村人達を守ってベヒーモスを食い止めた
さすがにレベルが81あってもベヒーモスに対して攻撃が通用しなかった
しかし強靭な肉体でベヒーモスからの攻撃でも怯まないデボールはベヒーモスと互角の戦いを繰り広げていた
村人達は全員避難し街から応援要請で騎士団が到着
約1時間ベヒーモスと根比べの押し相撲で抑えていたデボール
騎士団はベヒーモスを討伐し村を命懸けで闘ったデボールには称賛の声がかかった
デボールは初めて頑張ってきた事が報われると知った
デボールは四天王の配下に付いた
過去に二度の人間達からの襲撃がきたがデボールの硬い肉体でみんなを守る事ができた
修行も行なっている毎日毎日諦めずに鍛え続け遂に!デボールは四天王として配置付いた
周りのみんなから認められた証拠だ!
現在デボールのレベルは104
キインキインキイン!!
『かったいですね、、まったく、、全然攻撃が通用しないですよ!』
『まったくだ、、しかしトマここで俺達がひく訳にはいかない諦めるなよ!』
デボールは長期戦を戦い抜く為に鍛えたのは力だけでは無い。相手の攻撃を食らっても食らわない強靭な肉体を鍛え続けていた
動けが体力が減り動きが遅くなり攻撃力も低くなる気を緩めると防御力も低くなる
ジッとして体の硬直を維持し相手に攻撃を行うチャンスを伺う
二度の襲撃デボールは無傷で敵を退けた
相手がガムシャラに攻撃を行なって体力が減りスピードとパワーが減った瞬間を狙うのだ
デボールは今で30分間攻撃を耐え続けている
《そろそろ体力が保たなくなってくる頃のはずだ》
『いくぞーーートマーーー』
『はい!!』
キインキインキイン!!
凄まじい剣劇がデボールに襲いかかる
《ここまで威力のある攻撃を行う人間は初めてだ!しかし耐えきれない訳ではない!!》
キイイィィィィキインキインキイン!!キイイィィィィン!
スピードとパワーが落ちた!!
デボールはスピードが落ちたトマに攻撃を行った
『トマーーー危ない!!』
ブワワワ!
バシューーーー!
『待ってましたーーー!』
スキル 抜刀
『ぐ、、、こ、、こいつ狙っていたのか!?私がスキを狙っていた瞬間を!?』
『へえ‥‥あんた喋るんだ‥まったく喋らないから喋れないのかと思ったよ』
『はは‥トマのやつ‥こいつはまったく驚かせやがって‥』
!!!
奇妙な気配を感じた
上!!!
3人は上を見た
長い金髪で煌びやかな黒いドレスに装飾品をいくつも付けた女が浮いている
『あら‥‥気づかれちゃった?妾ってやっぱりオーラが隠せないみたいねー』
『な‥‥なんだ?あの飛び切り超弩級の美人は?』
『おい、、トマ‥美人はなんとなくわかるがめちゃくちゃ怪しいだろあの女』
『いや‥美人なら全てオールオッケーじゃないんですか?』
『やれやれ‥‥おい!あんたはいったい何者だ!?』
『ひしししし‥‥妾は神じゃ!月の神リルムハウダーじゃ!』
『神を名乗るなんてまた大きく出たな‥』
『そなた達中々じゃ!妾の手先に加えてもええぞい!』
ビュン
!!!
トマの背後立つ
後ろからトマに抱きついて頬を撫でる
『特にそなたは若いの‥それに才能がある‥‥そなたは中々タイプじゃわいひしししし‥』
トマはおおおおおおーーと喜びの笑みをこぼす
『こいつ!おい!トマ何ニヤついているんだ!そいつは只者じゃねえぞ!』
《まったく見えなかったぞ!なんだこいつは!?》
ビュン
次はデボールの背後に立った
!
『こいつも中々強いの‥‥しかし美が足りないの‥‥種族はなんじゃ?ドワーフかの?』
リルムハウダーはデボールの頭を撫でる
デボールは撫でる手を払う
『ひしししし‥‥』
バゴゴン!!!!
『妾に触れるな!』
拳をデボールの顔面に叩きつける
デボールが10m程吹っ飛んだ
『な、、なに?あのまったくどんな攻撃でもびくともしなかったデボールを吹っ飛ばすだと!?』
『ひしししし‥硬い顔じゃひししししぐちゃぐちゃにになっちゃたかの?』
ガララ‥‥
デボールは立ち上がった
!
『無傷じゃと?』
デボールは首をコキコキと鳴らし突進した
『単細胞が!』
⌘フレイムバースト⌘
デボールの突進が直前にあたる瞬間魔法を直撃させた
バゴゴゴン!!
『なんじゃと!?』
デボールは魔法をものともしない様子でリルムハウダーに突進した
ボコーーーーーン
リルムハウダーは20m程飛ばされながら上空へ移動した
『あいつ‥硬くてパワーがあるわね』
『どうやらお互いの敵って感じだな‥‥しかしこのままデボールに攻撃を仕掛けてもいいのかどうか悩み所だぜ』
ここは隊長としての判断、、感に従う!
『全員戦闘を辞めて一時俺の元に集まれ!!』
現在戦闘中の部下を全員集めて戦況を見直す必要があるとおもった
デボールの部下と戦っていた者は全員クルードの元に戻ってくる
『ど、、どうしたのですか隊長?』
『悪い、、しかしここは俺の悪い予感がそうした方がいいと判断した!とりあえずデボール達との戦いは止めろ』
デボールの部下もデボールの元へ戻る
『あらあら‥辞めちゃうの?残念ね‥せっかく楽しい殺し合いしてたのにねひしししし残念だわーひしししし』
浮遊魔法で上から眺める冷たい視線
『まあ元々‥‥最初からあなたたちは全員殺す予定だったし‥‥ちょーっと面倒だけどこの妾が自らやってあげちゃおーっとひしししし!』
『どうやら‥悪い予感が当たったみたいだ‥』
⌘デスバタフライ⌘
無数の光輝く蝶が襲いかかってきた
『なんだこれは?初めてみる、、魔法なのか?みんなとりあえず警戒しろ!絶対くらうな!』
兵士がその蝶に対して攻撃した
!!
バゴゴゴン!半径5mくらいの爆発をおこした
『ぐうううう爆弾かよ!?みんなーーー魔法で応戦しろ!』
デボールの部隊にも蝶が襲いかかっていた
『ぜ、、んいん避けろ』
デボールはそのまま動かない
バゴゴゴバゴゴバゴゴゴバゴゴゴバゴゴゴバゴゴン‥‥
無数の蝶がデボールに直撃した
!!
デボールは無傷でその魔法を受けた
『気に食わん本当に硬いやつじゃ‥‥ひしししし嫌いじゃな‥硬すぎるやつは‥』
『トマーーーぼーっとしてるなー攻撃がくるぞー』
蝶がトマに襲い掛かった!
ボカーーーン
!!!
『やあ‥美しいお姉さんこんな戦いはやめてよ』
トマはリルムハウダーの背後に回って両手で肩をポンと叩く
『‥‥そなた‥‥さっきの仕返しのつもりか?』
はははとトマは笑う
『仕返し?違うよ‥僕はただ美しいお姉さんとは戦いたくないだけだよ』
トマの手を払う
リルムハウダーはトマに攻撃の連打を浴びせる
ビュビュビュビュビュ!!!
トマはその攻撃を全てかわす
パシ!
拳を掌で受けて握る
『ダメだよお姉さん僕かそこのデボール以外じゃあ傷いっちゃう攻撃だよ』
『舐めおって!』
リルムハウダーは怒りで目が赤く光る
『え!?なに?』
⌘グラビティ⌘
巨大な黒い塊がトマを包む!とっさに危険と判断しその場から離れる
『逃すか!!』
⌘グラビティ⌘
トマをいくつもの黒い塊が襲う
バゴン!!
『が、、い、、いたいなんじゃ?魔法ではない』
デボールがリルムハウダーに石を投げて攻撃してきていた
ビュンビュンビュン!!
『ぐ、、、ぐ、ぐ!ぐ!』
リルムハウダーは石をガードしながら受ける
『きさまーーーー!』
デボールにグラビティの魔法を行った
ギュウオオオオオオ!
黒い塊がデボールを包む
『ひしししし!!この硬いだけのノロマめ!死ねーーーーー』
『デボールーーーー!』
デボールの部下が叫ぶ
バアアアアアアアアン!!
『な、、、なんじゃと?圧縮させるあの圧力を打ち破ったじゃと?』
デボールはリルムハウダーを睨みつけるとふたたび石を投げる
ビュンビュンビュンビュン!
『ぐ、、まさか!ぐ!まさか!この妾が推されているのか?強くなったこの妾がこんなやつら如きに!?許さん!ぐううううううううう!ゆ!るーーーーー!さーーー!んんんーーーーーーーーぞーーーーーーーー!』
リルムハウダーは大きく叫ぶと身体から触手の様な物がいくつも出てきた!
『があああああああああうううううああああああーーーーー』
顔はおぞましく崩れていき身体が大きく変形していった!
『えええ、、こ、、これがもしかして本性なの?はあぁぁぁ‥残念だな‥』
『ひゃいひひいいいい‥じゃねん、、とは悲しいな‥‥ひゃひっひいいいししし‥まさかこんな事ができるなんてな‥ギルギルギガ様も‥わりゅい方だ‥‥ひししし‥』
その姿は大きさは約10m程大きな触手が30本ありトロールの様な形をしていた
『おおおおおお!みにゃぎる!この、、みなぎる力これこそが神!!』
!!
ズバババババッバババッバッバン!!
『それは化け物というんだよ!元綺麗なお姉さん』
五本の触手と身体を切りつけた
リルムハウダーはニタリと笑う
ビュン
一本の触手がトマに襲い掛かった!
ゴオオオオオオン
トマは触手の攻撃をガードして受け止める
『ぐううう!』
『油断するなトマ!そいつは化け物だ!』
『隊長‥‥そんなの言われないでもわかってますよーーーーー!』
トマは攻撃に出る
スメリア王国騎士団達デボールとその部下達
スキルで傷付けた傷はすぐに修復される
トマが落とした触手も時間が経てば再生する
落とした触手は消えて消滅した
『まるでモンスターみたいだな!なんなんだこいつは?』
『未知のモンスターでしょ?そりゃ!こんなの他にいませんよ!隊長!このままじゃジリ貧です!』
『わかっている!しかし案がない!あんなデカい化け物いったいどうしたらいいんだ!』
『へっへっへーー良い案がありますよ!隊長!』
トマはデボールに近づき作戦を伝える
今だけの共闘作戦デボールも案を受け入れた
『やい!醜い元綺麗なお姉さん!』
浮遊魔法でトマはリルムハウダーの前に立つ
『やあ坊や‥‥遂に降参して妾の部下になりにきたかい?ひししし‥』
『残念ながらお前みたいな醜い化け物みたいなやつの部下になるなんてお断りだ!お前みたいな醜い化け物はこの勇者トマ様が直々にぶっ倒してやるよ!』
!!!怒りの表情をリルムハウダーが見せる
『このーークソガキがああああああわあああああわあああああー』
複数の触手がトマを襲う
トマは素早く触手をかわして逃げる
《集中しろ勇者トマ全部を見るんだ!イケる!俺は天才だ!》
『本当にあいつ‥‥天才だよ』
トマは下に移動する
『今だーーーーデボールーーーー』
デボールと他の部下が待ち構えていた
『引っ張れーーーーーーー』
長い触手がいくつも絡み合っているそれをデボール達が引っ張って硬く結んだ!
『な‥‥なんじゃと!!』30本の触手が硬く硬く結ばれてしまった
騎士団長クルードが叫ぶ
『今だーーーーー全員本体に直接攻撃しろーーーーーー』
攻撃する触手を失ったリルムハウダーは全員の攻撃を直接くらった
『あぎゃぎゃぎゃあああああああぎゃああああああああーーー』
大きな悲鳴をあげる
『こ、の、ば、け、も、の、め』
ビュオオオオッーーーー!!
デボールは超突進でリルムハウダーに突撃しる
ボゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオン
『ぎゃああああああーーー』
『あの突進のスピード‥‥俺よりもスピード早くないか?あいつめ‥‥』
トマはデボールの姿を見て笑う。この戦いが終わったらまたあいつと戦う事があるのかと思うと恐ろしかった
リルムハウダーは倒れる
ズシイイイィィィィン‥‥
『やったのか?』兵隊達はゴクリと伺う
『うぐぎゃあーーーーーーー』
リルムハウダーは立ち上がった
そして、、、、リルムハウダーの絡んだ触手を自ら引きちぎる
『ぎゃあああううううあああー』
痛みに耐えながら触手を引きちぎる
『きさまらーーーゆ、、許さんぞーーー』
⌘グラビティ⌘
全員を囲む程大きなグラビティが作られた
トマはデボールに近づく
『まとめてーーー死ねーーーー』
ドバーーーーーーーーン
トマとデボールがグラビティの中から突撃して出てきた
その瞬間にグラビティは消滅した
『な、、なに?またしてもなんでじゃ?』
『さっきのデボールの行動を見てわかったよ外からの圧力は凄そうだけど中からグラビティに負けない衝撃を与えると穴が空いて消滅すると、、そのまま破裂したのは空気の抜けた風船みたいにそこに穴が空いたから圧縮させる圧力が逃げちゃったってことだね』
デボールとトマがリルムハウダーに襲い掛かる
『さあこれでトドメだよ!』『と、ど、メ!』
ズババババババン!ドゴーーーーン!!!
『あ、、、、ぎゃあああああうううあああ、、、』
リルムハウダーは静かに消滅して消えていった
トマとデボールはお互い向き合っている
『ちょっと‥‥戦う気力は失せてしまったけども戦わない訳にはいかないからね‥デボール!続きをしなきゃね』
『わかって、、いる、、、運命の定め、戦いはやる』
トマとデボールが構える
『待て!!!』
そこには4人の魔族がいた
『その戦い申し訳ないが待ってもらいたい!大事な話しがある!』




