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転生先は魔王城  作者: 羅巳那【らみな】
23/43

星の下で誓う決意

外のベランダに出た魔王とニール


本日は晴天ってこともあり満点の星空だった



『わー今日は星が綺麗にみえますね!』


思い出す


父の誕生日僕はお客様の挨拶に疲れて外に出て軽く散歩していた


庭をブラブラ歩いていると1人の少女がいた


少女もこの誕生日会の参加者なのだろうか?



僕は深く考えることなく少女に近づく


少女は座りながら空を眺めている


近くに来た時僕は心の全てが奪われた


瞳を大きく見開いた少女のその眼はこの世の全ての物よりも美しく見えた


奪われた僕の心は少女から目を離すことができなかった


突っ立っている僕を少女が気付く


少女はこちらを向いたあと立ち上がって挨拶をしてきた


『こんばんは!見てください今日は星が綺麗に見えるんです』


少女はキラキラと瞳を輝かせて言ってきた


一緒に見たあの時の星空はたしかに綺麗だったが僕はあの時星空よりも少女に心を奪われていた


あの時から13年経った


あの時と変わらないその瞳が目の前にある僕を惹きつけたあの瞳が


僕の心はずっとあの時からこの人にある、、、そしてきっとこれからも僕の心は、、、



『見てください、、魔王様星空がこんなにも綺麗です』



星空を見た


満点の星空あの時と同じだ


輝く星空はとても綺麗に輝いている




『見てください!あの強く輝く星を中心にある星座は神フランキス!すっごく良くみえますね!南西の方角にある神プラトンも今日は綺麗にみえます!北西にある神デバイスという星座は1番好きな星座なんです】

ニールは星座に指を指して喜んでいる


『平和の象徴、、、、』


ニールはこちらの顔を見る


『さすが、、魔王様よくご存知で、、そうです平和を愛した神デバイス、、今でも平和の象徴と言われています、、私の願いもこの世界の平和なので、、』


平和を願うニール、、本当にきっと争い事とかが嫌いなんだろう、、私だって、、別に好きで争いをしているわけではなかった、平和とても素敵だけど難しい言葉と思った



ニールは星空を見ながらとても嬉しそうだ


昔から本当に星が好きなんだな


笑うニールの声がとても嬉しく思える



『ニールさん』

星空を見上げながら魔王はニールに想いを告げる覚悟をした

星々よ私に勇気をください


『この、、満点の星空の輝きも素敵ですけど、その星空を見るニールさんの瞳はもっと美しいです、、ニールさんの笑顔はこの満点の星空よりも輝いています、、僕はずっと、、、ずっと、、昔にあなたに会っていて、、その時も一緒に星を見ました、、、あの時からもう10年以上経ちますが、、ずっと、、、ずっと僕の心の中にニールさんがいて輝き続けています!』



ニールはこちらを見つめてくれている優しく美しいあの瞳が


拳を強く握る

バッ


『僕と、、付き合ってください!』


魔王は頭を下げた


頭を下げるくらいなんてことない


だってこれは一世一代の告白!想いを彼女に届けたい!




チラッと彼女の顔を向く


ニールは両手で顔を隠しながらボロボロだけど泣いていた


『ううう、、、うう、、うれしいです、、、』


ニールは泣きながら喋りだす


『わ、、わたし、、高等科に入学したとき、、ふ、、不安だったんです、、怖がりで、、弱い自分が、、やっていけるのか?って、、入学した日、、私は1つ上の先輩達に絡まれてしまいました、、怯えていたらその時現れてくれた魔王様が助けてくださいました、、私その時は魔王様って知りませんでしたけど、、本で読んだ王子様みたいって思って凄く嬉しかったのです、、そ、、そんな王子様にわたしずっとずっと憧れていました、、何度か婚約の話はあったのですが、、あの時感じた衝撃が忘れられず、、今まで、、だから、、すっごく今嬉しいです、、』


魔王はそっと彼女を抱きしめる


魔王はずっと自分に自信がなかった


父に比べたら自分なんてと思い過ごしていた


だけどこの前キラに言われた言葉が自分に勇気をくれた


自分に自信を持っても大丈夫だと


父は確かに凄い人だ


父のようにはなれないかもしれない


でも私は私で誇られる人になろうと決意した


なにより愛しのニールの為にも今後より誇られる人を目指す


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