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転生先は魔王城  作者: 羅巳那【らみな】
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大召喚

世界第四国帝国オートリア


人口2500万人


世界で1番多くの魔道士がいることでも有名である


王宮魔道士は3000人


魔道士以外の兵隊も7000人存在し10000人を超える勢力がある

 半月に一回の大召喚の日が今日もやってきた


私も今回で大召喚の参加は4回目その役割をまっとうするため


今回もミスなくミッションを遂行しようと手に力がはいる


『おーーいレクリアーーー朝ごはん食べよー』


声をかけてきたのは友達のウイリアム•バレンタイン


『おはようバレンタイン!今日も頑張ろうね!』


私たちは王宮に仕える魔道士


今この国では大きな行事を遂行中である



それは


異世界人達の召喚


魔王軍団の戦いには多くの戦力が必要


結界を解いた後に多くの戦力が魔王軍団に攻め込むが全ての人が命を失ってしまう


兵の志願者も多くはない年々減る魔王軍団への戦力


減った闘う戦力を補充する為今この国で行われている対処法である



戦士を召喚し一緒に闘ってもらう


もちろん何のメリットがあるわけじゃない


報酬も充分用意した上で相手をお願いしている


それに断る断らないより召喚されただけで


こっちには恩がある



それは召喚された人物はすでに死を迎えた時に


こちらに転生されているからだ


いわゆる第二の人生みたいなものだ



召喚するとき必要なことは色々ある


先ず1人の召喚には王宮魔道士10人が必要という事


あと死んだばかりであること


生きた状態の人だと生命が強すぎて呼べないみたいだ


死の直面でその魂と肉体を転生し肉体を元気な状態にさせるという事だ


魂も弱い魂だと転生できなく消滅するみたいだ


若く、それに強い魂だけが転生できるという


肉体は魂を転生した先で魂の情報をもとに再生される場合もある


たとえば腕や足を無くした者の場合


魂からの情報から肉体は健康な状態で再生される


もし病気が怪我があっても新しい身体が再生するときに全て治るみたいだ



10人の魔道士は別々の役割がある


魂を転生させる者


肉体を再生させる者


その者をこちらの場所まで転移させる者


生き返るだけなら場所の転移はいらないが


生き返ってもいきなり海の底や土の中だと


復活後にまた死んでします


転生させたなら自分たちがいる場所に転移させて


異世界人召喚は成功となる




私も今回で4度目


私の担当は転移だ


転移は1人で行う


どこで魂が転生されて身体が再生しているか


他の魔道士達と魔力の波長を合わせて転移を成功させる


時間的には始まってから役10時間はかかる


大作業だ集中力を欠かさず頑張らねばいけない!



だって召喚した人達が将来私たちの国を救ってくれるのだから!


私は今日行われる大召喚の前に失敗は許されない!と決意し拳を握りしめた




私達は食事を済ましたあと


10時から始まる大五芒星の広間に足を運んだ


『レクリア今日はやけに気合入ってるね』

そう言ったのは同じ班で召喚をすることになったヨーク


少し三年上の先輩で王国に入団したときに新人研修でお世話になっていらい


会うと少し話すするくらいの仲だった


『そーですか?いつも通りですよ?』

私は普段通りを振る舞ってみせた


『まあ失敗は出来ないので少し気合いは入れてますかね?』


『ヨークさんはどーですか?』


『うーーん僕はちょっと心配かな?』

ヨークは心配な顔をして下を向く


『身体再生が担当だけど、、、』


『今までの召喚で身体の再生が足りなくて‥‥』


『半分無い状態で転生してきたのもあったからね』

苦い思い出が思い出す


『前回の3回目が初めての成功だったけど今回も成功するとは限らない失敗したらって思ったら‥‥‥怖いな‥‥‥あんな姿で召喚した人を見るのも嫌だしね』

不安な顔になる奇怪な人の形魂を入れているので生きているしかし人としての形が保てていないので1時間も経たないうちに亡くなってしまう


1回目の大召喚は全て失敗だった


感覚が馴染めなくて身体の再生ができなかったのだ


あと身体の再生には6人が担当するのだが


みんなとの波長連携が上手くいかないと


身体の再生はできない


魂の情報を確認するのだが


1回目の時は6人全員が負傷した頭からの再生から始めた結果


召喚で出てきたのは6つ頭の人だった


いや、あれを人と言ってよかったのか?


身体の再生は時間内に間に合わず


頭だけ再生させた状態


2回目の大召喚は失敗


3回目の召喚では10人成功者が生まれた


今回は第4回目成功率が上がってきてはいるが


まだ確実に成功させれる自信はない


他の国でも同じ事を行なっているがやはり成功率は低いものだった




『心配なのはわかります‥‥でも簡単なことじゃないので失敗は付き纏います失敗なのは仕方ないですよ』

私は大きく声を出して前を向く


『たしかに転生されて失敗しちゃった人は可愛そうだけど私達にはどうしても戦力がほしいたとえ自分が住んでた場所でなく違う世界で戦わせてしまってでもこの国の為にここに来て救ってほしい』


『そうだな‥‥‥』  

ヨークは不安がありながらもクヨクヨしないで精一杯自分ができることをやろうと決意した


『時間は休みなしで10時間の大作業だしレクリア頑張ってね』


『はい!』

私は強く返事した


『ではそろそろ時間だね』


私達の召喚を行う場所で待機していると2人の魔道士が近づいてきた今回同じ班の人達だ

『私は今回ここの班長のプリズンだ!よろしく』


『ふふふ、、紹介なんているの?あなたの名前を知らない人なんていないでしょう?』

そういったのはソアラという魔道士


プリズンはこの国1番の魔道士で全軍の隊長だった


ソアラはプリズンの直属の1番の部下


『こんにちはヨークと言います初めまして宜しくお願いします部隊は第七部隊所属です』


『私はレクリアと言います部隊は第三部隊所属です、よろしくお願いします』

それぞれが挨拶を交わす


カンカン!

杖を床に叩く大きな音が広間に響いた


大臣のカリオンだ


『皆の者、時間が来た』

声量は魔法の力で増幅させていて広間に大きく伝わって聞こえる


『ここから精神的にも辛い時間が始まるだが辛いこの時を乗り越え我が国に新しい英雄を是非呼んでほしい、今世界は魔王の手によって支配されている魔王が住む魔王城はここから遥か北の大地に住む、だが魔王城に乗り込むには四天王を倒さねば道が開かれない過去何度か四天王を倒し魔王城に攻め込んだが、それが成功した事はない結界が解けたら魔王軍は攻める街を決めて滅ぼす!そしてまた新たな四天王を配置し結界を張る配属されている四天王を倒し開かれた魔王城に攻め込む為の戦力がほしい!その為にも外の国から人を召喚し戦ってもらいたい我らの未来の為に!』

大臣が祈りの姿勢を行う



『女神クレア様どうか我らに希望の星を‥‥‥』


大臣は深く祈りを捧げた


その瞬間大きな魔法陣が宙に現れた


『さあ始めよう!』

青い五芒星の光が輝く


『異世界人の召喚を!!!』


1000人の魔道士達は全員詠唱を唱えた


今から100人の戦士達を召喚する時が始まった


五芒星の広場は魔法の効果で青く光り輝いている




レクリアは今は残りの9人と波長を合わせている


感じているのだ今はどういう状況なのか


最初の段階は先ず魂を見つけそれをこの世界に転生させる作業だ


レクリアは今魂の感触を掴んだどうやら候補者が決まったらしい


強い、、、、強く生きたいという気持ちが伝わってくる


この人の魂の強さ生きる力


この強い魂ならきっと転生しても消滅したりはしない


弱い魂というには生きる力が弱いこと


年をとるとそれは自然に弱くなる


弱い魂だと転生してる間に消滅したり


身体の再生している間に魂が消えてしまったりする


魂が無くなってしまうと再生中なら魂の情報で身体を再生させていたのに


情報が無くなると途中でそこから身体の再生はしない


身体再生が出来ても魂がないとただの抜け殻


魂は強くたくましく強く生きたい気持ちがないと成功しないのだ



時間は9時間が過ぎた


魂は見事転生しこの世界に来ている


身体もほとんど再生が終わった状態だ


魂の強さも弱まる事なく良い状態だ


レクリアはこの召喚が成功すると確信してきた



《いける!これならきっと大丈夫!》

任せて、未来の勇者様!


プリズンがレクリアに指令を出す

『レクリア解っているとは思うがもう少しで肉体の再生が終わる!』


『転移の準備をお願いします』


『わかりました!』

レクリアは大きく返事した


【【時空の神マックスウイルよ

我に距離の空間に狭間を開けて道を繋げたまえ】】


レクリアは魂の存在をじっくり確かめて、その感触を掴む


【【我今この存在に道を繋げ転移する】】


ヨークは長期の詠唱で披露が顔にでているが歯を食いしばって耐えている


嫌だ、、、失敗はあんな姿、、みたくない


プリズンは大きな声で最後に魂を身体に定着させる為の魔法を使った


この魂と肉体の定着は転移させる魔道士以外9人で力を合わせて行う


9人がここぞとばかりに一気に力を入れる


青白い光が更に強くなる


ブワワワ!!


あたりに衝撃で風が吹き荒れるあたりのホコリが高く舞っていく


【フエ‥‥‥‥】


プリズンが大きな声でレクリアに伝えた

『今だ!レクリア!魂が肉体と定着した!転移を頼む!』



【フエックション!!】


大きなくしゃみが五芒星の広場に広まった


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