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転生先は魔王城  作者: 羅巳那【らみな】
17/43

あの日あの時あの瞬間私達は忘れないで強くなる

『まーーとーーーくーーーん』


家の前でタカが大声で呼ぶ


僕はガラガラと窓を開けて覗く

『おねーちゃんがまーとくんも連れて行くから呼んでだってー』



『またか』


着替えて用意する



外に出る

『今日はなにするの?』



『今日は虫取りにいくって言ってたよ』



本当女の子らしい遊びを提案しないな


まあ永久鬼ごっこよりはマシかと考える


ガチャ


扉を開けて家に入る

『あら、まーとくんおはよう!今日もすずちゃんに呼ばれちゃったのね』



頭を下げる

『おはようございますおばさんお邪魔します』



部屋に入ると


すずちゃんが虫かごとアミが用意していた



『あ、きたねまーとくん!今日は学校の裏の林でカブトムシ探すよ!』

キラキラと輝かしい笑顔を向けていった



『あ!タカちゃん!かーちゃんに水筒用意してっていって!あとまーとくんの分も!』



『はーい』

お姉ちゃんに使い慣れた弟は出来がいい


まーとくんは思った


すずちゃんは近くに住む2つ上のお姉ちゃん


タカちゃんは僕の2つ下


僕らはいつも一緒に遊んだ


たまにすずちゃんの女の子友達と遊んだりタカちゃんの友達とも遊んだりしてるけど


昔から仲良くしている兄弟みたいなもんだ



『おねーちゃん用意できたよーー』


夏の熱い時期に元気に外で出かける僕たち


◆◆◆◆◆◆◆◆



『まーとーくーーん』




タカが呼びにきた


ガラガラと窓を開けて下を見る


高校1年生になったタカは背が175センチあって僕より大きい


まだ成長期であの背だもんな


お姉ちゃんよりデカくなるかもしれない

『なーーにーー?』



『おねーちゃんが明日虫取りいこーーーってーー』



『先週もいったじゃんーーまたいくのー?てかまだ虫取りやるのー?』

夏の熱い時期に毎年虫取りとはよく飽きないものだなと感心する



『おねーちゃんに言ってよーーじゃあ明日迎えいくから用意しててねー』



大学生になっても虫取りいく女の子なんているかな?


まあすずちゃんは例外だな、、ゴリラ女だし



翌日


『まーーとーーーくーーーん』


呼びにきた


窓を開けて今から降りるーと伝えた



家を出たらタカちゃんとすずちゃんが待っていた



背は180センチ長い黒髪で綺麗な顔つき


まるでモデルかと思ってしまうほどだ


実際高校生のときにいくつかスカウトを受けたことがあったみたいだ


友達と街に買い物に行ってるときには声をかけられてくるらしい



さあいこうといつもの僕らのリーダーは元気に走る


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『まーと、、くん、、、タカちゃん、、、』



目を覚ました天堂 雀


ここは、、たぶん病室だろうなと思った


思い出す負けた時のこと

『私、、生きていたんだ』



完全に殺しにきていた


あの目殺意


でもなんとか生き延びていたんだ、、、でも


『私、、、負けちゃったんだ、、、』


ガチャ


『あ!天堂さん!起きたんですね!』

田中 真夜が病室に入ってきた


そして


ヒョコっとアーミーが部屋を覗く

『ほーーあなたが真夜ちゃん様の命の恩人と言われてる天堂様ですね!』


猫耳の獣人?


『天堂さんよかったー本当に心配したんですよ!もう3日も寝ていたんですから!あ、こっちは昨日友達になった猫の獣人アーミーって言うの』


『よろしくお願いします天堂さん私はアーミーっていいますにゃ!昨日色々理由あって真夜ちゃんのおかげで命を救っていただいた者ですにゃ!』



真夜は照れた顔をする

『そ、、そんなーーー救ったなんて照れますなはははーーへへへドヤーーー』


アーミーは真夜の手を掴む

『そんなことないにゃん!私本当に真夜ちゃんには感謝してるのにゃ!』


ぎゅうううと真夜の手を握るアーミー


【はわわわわわわ、、、、モフモフのお手手柔らかーーーーーい】


真夜は顔を真っ赤にする


【はうう!まじ抱きしめてモフモフずっとしたい!尻尾さわりたい!頭撫でたい!】

真夜の中で煩悩が渦巻く


『どうしたのにゃ真夜顔真っ赤だにゃ?熱でも出たかにゃ?お医者様呼ぼうかにゃ?』


『は!?だ‥‥大丈夫だよアーミー!ありがとう!あ、これ天堂さんに!』


真夜は天堂にお土産を渡す見たことない果物がたくさん入っている

『はい、これお土産!ずっと寝てたしお腹空いたでしょ?』


天堂は果物を見る

『見たこと無い果物だな‥‥』



『この果物ね、お見舞いに良い果物をアーミーが選んでくれたんだよ!身体に優しく栄養にもいいみたい!』


雀はニコっと笑う

『ありがとう、、真夜、、それにアーミーもお見舞いに来てくれてありがとう』



『いいの!いいの!私は天堂さんの為に何かできれば凄い嬉しいの!今までにどれだけ天堂さんに助けられたことか!だから気にしないで天堂さん!今はまだゆっくり身体を休めて!』



『ありがとうでは今はゆっくりするよ』



『最初はこの果物からが1番食べやすくいいと思います!』

アーミーは1つの果物を手に取って皮をむいてくれた


さあと差し出す

【プリュムとい果実です、外皮は手でむいたのであとはそのままで大丈夫です】



果実を受け取りかじる



『美味しい、、、みかんみたいな柔らかい感触だけど味は苺に似ている』



真夜はビックリした顔をする

『なにそれ!?やばいじゃん!』

物欲しそうな顔をする



あ、っと声を真夜が出す

『天堂さん私あの決闘の日からお願いして私魔道士に入団したわ』



『魔道士に?』



『うん、、私、、天堂さんの役に立ちたいの、、でも今のまんまじゃ無理かなって思って、、、魔法なら身体能力とかスキルとか関係ないから、、役に立てることもあるんじゃないかと、思って』



『私の役に立ちたいなどどと気にしなくてはいいが、、そうか、、真夜は自分の道を見つけたのだな、、良かったよ』



『ありがとう、、天堂さん、、あと天堂さんが寝てる間に大変なことが起きたよ』



『私達転生者は自由の身になったよ、、あと今後二度と転生も無くなった、、理由はまた言うね、、とりあえず私は自由という立場になったけど魔道士は辞めないで続ける予定!だけどもし天堂さんが戦うのが嫌なら辞めることはできるよ』



『そうか、、結構状況は変わったみたいだなありがとう、、でも真夜、、わたしには2人の弟がいたのだ、、まあ1人は実の弟ではないのだけど、、いつも一緒にいて遊んで、、剣道を習ってからもいつも2人の弟達に付き合ってもらって、、楽しかったんだ、、あの世界の日々が、、、、たぶんもうあの時は戻らない、、でも誰かとまたこうして一緒にいることができたのがとても嬉しいことだ、、私はもっと、、もっと強くなって今いるみんなを守りたい、、女だからとかどーとか、、そんなの関係ない、、私は私のいたい人達を守りたいんだ、、だから戦うよ!』


やっぱりこの人は強い


田中 真夜は思った

⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘

⌘ 羅巳那から読者様へ           ⌘

⌘ ここまで読んでいただきありがとう    ⌘

⌘ ございます               ⌘

⌘ これからも頑張って描いていきます!   ⌘

⌘ 是非良かったら感想ください       ⌘

⌘ 誤字も多いですが頑張っていきます    ⌘

⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘

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