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その後2.ドナドナド~ナ~、ド~ナァ~♪


 ロシマ町を朝日が昇るのと同時に出発した。


 現在、フィルミーノ国のお城にご招待され、旅路中の僕は…訂正、強制連行されている僕は。


 只今、快適に馬上で揺られ…訂正、平兵士もといお名前はバハレーンさんの腰に半泣き状態で引っ付いて、大狼に乗せられている(けして乗っているとこいえない状況)。


 馬にも乗ったことのない(現代っ子の)僕がなんで大狼に乗らないといけないんだよ!?死ぬわっっ!!


 …はい、わかってますって、死罪が嫌でリーリア姫の身代わりで見合いをすると了承したから仕方がないんでしょう。


 とある名曲であるドナドナが頭に響く中、時折「ひゃ~!」とか「うぎゃー!」等々の叫び声あげ僕は売られて…訂正、フィルミーノ国のお城に向かう。




 旅の行程は本来であれば大狼が爆走すれば2日ほどで着くらしいが、僕が大狼の振動で叫び声をあげるたび、大狼が気を使ってくれるのか若干速度が落ちるので、1日遅れの3日を目標としてると、僕を一番はじめに捕獲したユナガ隊長が説明してくれた。


 補足すると、最初は普通にバハレーンさんのうしろ乗った僕は、大狼が走るたび叫び、乗り慣れていないせいでおしりやら股やらの筋肉痛でものの数時間でぐったりしていたところ、冷血漢のヘイゼル王子が。


「このままでは埒が明きませんね。バハレーンの腰にシュウを縄で括り付けて大狼に乗せてください」


 とのお達しで、声が出ない僕は不満を言う暇がなく荷物のように運ばれることになり、1日遅れの行程で済んだ、とも言えなくもない。




 昼頃には『自分は荷物』と暗示をかけることに成功するも、暇すぎてご迷惑をおかけしているバハレーンさんに色々と気になることを聞いてみる。


A.僕は元の世界(地球、日本)に還れますか?


Q.うーん、湧き人がチキューに還ったと聞いたことないな。(愁…ヤバい、まじで日本に還れない予感)


A.この世界には魔法使いとか魔術師とか錬金術師とかいますか?


Q.ナニソレ??(いないということがわかりました)


A.それじゃ、魔物退治とかもない?


Q.マモノ?悪さする大熊とかの退治とかあるけど、弱点とかあるからな小国のこちらでもちゃんと退治できるよ。(良かった~)


A.ここの動物は何やらでかいですけど、もしやG(ゴのつく昆虫)もでかいのでしょうか?


Q.テス(※この異世界の名前)の動物が大きい?…ああ、そういえば、チキューの動物はなんだか小さいらしいな、昔のチキュー人が書いた自伝を読んだから知ってるよ。昆虫はたしかチキューと同じと書いてあったな。(良かった~、昆虫まで大きかったらヒッキー生活になるところだったよ)


A.周りが砂漠ですがどこの国もこんな感じ?


Q.たいていはそうだな。水脈が変わるとどうなるかわからんが。


A.『水脈』?


Q.水脈があると水が湧く。水があると町ができる。だから水脈が多くなると、町が街になりやがて国になる。大国ともなれば水脈が百単位であるらしいぞ。


A.それじゃ、水脈がなくなると国もなくなるということ?


Q.今は大きい場所は水脈が固定されて国が亡びるということはないが、昔は水脈が動くことが多々あって滅びた国はいくつかあるらしいと、学校で学んだな。まぁ、今でも水脈は動くから、突然街道に水脈ができて町ができたり、逆に小さい町がなくなるのは珍しくないよ。




 こうして僕は暇を持て余しながら、ドナドナの如く荷馬車に揺られフィルミーノ国のお城に行くことになる。


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