10.お仕事は獣の餌
ブクマしてくれた方ありがとうございます⌒(≧∇≦)⌒
僕の顔がこの世界にあふれている…ということはなく、この顔であるから仕事があると女性に力説された。
まぁ、互いの自己紹介などして仕事内容を確認してみましょう。
正確には女性が「あなた名はなんというの?」と高飛車に問われたのだが。
「僕は鈴木 愁、苗字が鈴木なのでここでは愁・鈴木でいいいのかな?…と申します。地球の日本というところに住んでいて、16歳、高校2年の学生です」
「この星の名はテスで、今いる場所はフィルミーノ国。私の名前はリーリア・フィルミーノ、18歳。フィルミーノ国の第一………ただの貴族の市民で今現在大変困ったことになっているのよ~、うっふふふ。だから仕事は兄が紹介するわ」
ほぉー、リーリアさんは貴族なのか、国名と同じ苗字だから僕がおもっているよりも高貴な人なのかも。
高飛車お嬢様仕様なのも納得納得。
それよりも困ったことは?と、話の流れ的に聞いてみる。
てか、リーリアさんの目力が『聞け!』と言っているからね!
「『困った』ことって?」
「聞いて聞いて!!あのね…て、こんな重要な話、砂漠で聞せる場所じゃないわね。あなた獣には乗れるの?」
「獣って馬とか?」
「『馬』て何よ?獣に乗るといえば決まってるでしょ!!」
僕異世界から来たので『決まってる』と言われても…なんて突っ込む前にリーリアさんが口笛を吹くと…。
「ぎゃーーー、巨大犬ぅぅぅぅぅーーー!!くーわーれーるぅ~~~!!」
真っ白な毛並みの犬、もとい『もの●け姫のモ●』が、デッデーンと登場した!!
当然僕は素早く唯一の私物である杖を持って叫びながら逃げるのだが、あっさりと捕まりパクっとTシャツの首元を口に咥えられた(捕獲されたともいう)。
当然だよね。犬だもんね。逃げる獲物を追いかけるのは当然だよね。
父よ母よ、いまだあまり信じていないが大魔法使いのじーちゃん、ついでに弟の力よ、先立つ不孝をお許し下さい。
異世界に行って何もしないまま…てか、仕事を紹介されるはずが獣に喰われる寸前。
まさかとおもうがこれが『仕事』!?
いまいちこの小説のキーワードが「BL」しか浮かばない。。若干BLも違うのではないかともおもってたり。草陰|д・=)\ チラッ!