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はじまり

僕の家は埼玉、若干東京寄り。


部屋には寝室と、広めのダイニング。


ダイニングには鳥が1羽。

壊れたパソコンがたくさんとメインのパソコンがひとつ。

パソコンを直すための修理道具やパーツが散乱している。

ギターとベースとキーボード。

大き目の衣装ケース。

衣装ケースにはスーツが半分。


寝室にはダンボールが山積みになってる。

寝る場所は僕一人分。

お気に入りの香水と時計とお気に入りのシューズケース。


僕の仕事はパソコンの修理屋さん。

火曜日と金曜日にどっさり壊れたパソコンがおくられてくるから

大体の修理完了日をルビで貼りつけていきながら

持ち主に修理完了予定のメールを送る。


パソコンがおくられてくる日は発送日でもあるから

寝室のダンボールが一気になくなる。


大抵のパソコンはソフト的な問題でおくられてくる。

データがなくなったとか、windowsファイルが壊れたとか

そーゆーのは時間がかかるわりに手間が少ないから後回し。

別パソコンからデータの救出する作業を仕掛けてほうっておく。


物理的に壊れたパソコンは基本的に修理不可能だ。

たまに焼けたグラフィックボードの交換や、

ノートパソコンの経年変化によるケーブルの接触不良(画面の部分が多い

なんかが送られてくるのでその日のうちに片付けてしまう。


そんなこんなで火曜日と金曜日はあっという間に時間が過ぎる。

僕の起床は大抵10時。

作業をしてるとあっという間に夜20時になる。


20時になると僕は身支度を整えて電話を待つ。

15分くらい待っただろうか、携帯電話がなる。

『凪様、まもなく到着します。』

そう一言いうと電話が切れる。


安アパートの前に車がとまる。

不自然な高級車だ。

この車が僕を外に連れ出す唯一の存在だ。


僕の夜のお仕事・出張ホスト が今日もはじまる。

不定期更新です。誤字脱字・感想お待ちしてます。

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