幕間 No.1
ながらく、更新を怠っていました。
ちょっと時間ができたので書いてみました次回の更新がいつになるかはわかりませんが、これから、ちょっとずつ更新して行く予定です!
わたしの目の前で起きていたのは殺人ゲーム。
この学校に保健医として勤務するとこになり半年、まさかこんな事件に会うなんて思ってもいなかった……。
わたし史上最悪の事件、そして最悪の仕返し……。
壊れた歯車が元に戻ることを許さないと言わないばかりの悲劇であった。
この日、わたしは目を覚ましたことを後悔した。
朝。
珍しく朝の会議に遅刻する時間に目を覚ました。わたしは急いで、学校に向かった。
普段はわたしは正門からはいるのだが、今日に限って、教師用の門から入った。
そこで違和感を感じたのだ。
あまりにも静かだと……。
しばらくすると、その原因を嫌というほどに味わわされた。
進めば進むほど、「血なまぐさい匂い」に襲われた。
わたしの足は動くのをためらっていた。
そして、声にならない……いや、声が出ないほど高い声で叫んだ。
見てしまった、この日何が起きているのか、何が始まり、何が終わったのか……。
血を流した『生徒』達が大量に横たわっていたのだ。
わたしはこの状況を誰かに知らせなければと思い、ケータイを取り出したが、何故か圏外、故障かと思って再起動しても無駄だった。
保健医ということを忘れて私は逃げだそうとしたが、動く影を見たわたしは、足を進めた。
生きてる子がいるかもしれない。
僅かな希望を胸に私は当てもなく学校を歩いた。
ここまで、不気味な学校は初めてだ。
突如、校内放送が流れ出した。
『おめでとうございます。予選会を見事に突破された皆様には次のステージに進んで頂きます。なお、只今より、BGMが切れるまでは殺し合いは禁止とさせていただきます、それでは、小休憩を終了した後に第二回戦を開催します。ではでは……ブチッ』
不気味な放送の後によく聞くクラシック『運命』が、流れ出した。
放送を聞くに、学校で、行われているのは殺し合いのサバイバル。
その中で殺戮禁止のBGM『運命』なんて、まるでわたしが入って来たことを知ってるように鳴っている。
わたしは足早に職員室に向かった。なぜ、こんなことが起きているのか、それを知るためには不可欠な情報だと思ったからである。
しかし、職員室には鍵がかかっていて中には入れないようで、ガラス越しに見えるのは机にうなだれている、職員たち、おそらく、朝の会議を狙ったんだろう。
大人を完全に排除したってことか……。
こんなこといったい誰が……。
わたしは、校内に踏み入ったこの瞬間に殺人ゲームの中に身を投じてしまったのだ。
圏外の使い物に鳴らないケータイを取り出しメールを開く、わたし、砂町ゆいがこのゲームの記録をしていくことにした。