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1人になって想う。
「星空を見た夜を君は覚えていますか?」
私は、星空を見ないようにわざと下向いて石ころを蹴っ飛ばした。
「遠くへ行け!」と誰もいない土手に叫びながら。
「星空を見た夜を君は忘れますか?」
私は不意に上を見てしまい、空に広がる星達と月のまぶしい光をあびながら
「キレイだね・・」と呟いた。
「この星空を見た夜に君は何を思ってましたか?」
私は自然に、そうごく自然に立ち止まり目を閉じた。
そして心の中にいる笑顔の君に
「さようなら」と…。
今、星が流れた。
悲しげに。
私が見た最初で最後の君の涙に似てるような気がした。
end
かなりの短編ですね。
元は、これも詩から作り小説にしたっという作品になりますね。
元のタイトルは
「Starry Night」でしたぁ。
とても思い入れのあるものですね。
強がりな「私」。
こういう主人公書くの大好きなチキでした(○´∀`)
ご愛読誠にありがとうございました。