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秘密のシェアハウス【大型長編版】  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
【新世代より ~子供編 ~ 】
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第4話「光の下で、影を抱いて」


1. 突然の知らせと、揺れる日常


春のある朝、苑香は自室で手を握りしめていた。

静かな呼吸の中、彼女の瞳には喜びと不安が入り混じっていた。


「……妊娠した」


小さな声で呟いたその言葉は、すぐに修斗の元へと伝わった。


彼は映画の撮影現場にいたが、苑香からの連絡にすぐに帰宅を決める。


「苑香……本当に?」


「うん。でも、これからが怖い。もうひとりの命を守る責任に、押しつぶされそうで……」



2. 秘密の重さと、未来への決断


ふたりは夜のリビングで話し合った。


「また、世間に隠すのか?」


修斗の声には、いつもとは違う緊張があった。


「でも、仕事も続けたい。私にとって、女優でいることは生きる意味でもあるから」


苑香の決意に、修斗は黙って頷いた。


「どんな形であれ、家族を守る。それが、俺の役目だ」



3. SNSの嵐、噂の広がり


ところが、翌日からSNSで“苑香の妊娠疑惑”が拡散され始めた。


ファンやネット民の推測、噂、憶測が止まらず、彼女の名前はトレンド入り。


「これ以上、隠しきれない」


苑香は代理人と話し合い、近々公にする覚悟を決めた。



4. 公表直前の葛藤


会見前夜。


苑香は不安で眠れなかった。


「私、ちゃんと話せるかな」


修斗は彼女の手を強く握った。


「俺がそばにいる。どんなことがあっても、一緒だ」


ふたりは深い絆を再確認した。



5. 記者会見、真実の告白


翌日、テレビ局のホールで会見が開かれた。


苑香はマイクの前で堂々と語った。


「皆様にご報告があります。私たちはもう一度、新しい命を授かりました」


修斗も並んで立ち、支えの眼差しを送る。


「これからも家族を大切にしながら、仕事に励んでいきます」


会見は賛否を呼んだが、真実を伝えたことでふたりの絆は強まった。



6. 陽菜と永遠、姉妹の覚悟


家に戻ると、陽菜と永遠が二人を迎えた。


「お母さん、おめでとう」


永遠が笑顔で抱きつく。


「秘密はもう、隠さなくていいの?」


陽菜の問いに苑香は優しく答えた。


「まだ全部は無理だけど、少しずつね」


姉妹の間にも、新しい覚悟が芽生えた。



7. 未来へ、光を見つめて


夜、家族はリビングで寄り添った。


新しい命の灯りは、彼らに希望と責任を教えた。


「どんな困難があっても、私たちは家族だ」


修斗の言葉に、苑香も陽菜も永遠も静かに頷いた。



第4話「光の下で、影を抱いて」──完


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