第6話(終幕)「秘密の絆と、新たな物語の始まり」
都内の小さな喫茶店。窓から柔らかな午後の光が差し込む中、紬は大学の同期であり、注目の若手脚本家・東雲康熙を招いていた。
テーブルを囲んだのは、紬、修斗、苑香、碧、彰人の5人。彼らは和やかに会話を交わしながらも、どこか緊張感が漂っている。
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康熙はメモ帳を手に、熱心に話を聞いていた。
康熙「皆さん、一緒に住んでいるんですか?それにしてはすごく仲がいいですね」
紬は笑顔を保ちながら答えた。
紬「はい、実はシェアハウスで一緒に暮らしているんです。でも、これは秘密にしてほしいんです。特に結婚していることは、誰にも知られたくなくて」
修斗と苑香が隣で小さく頷く。
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碧が口を挟んだ。
碧「俺たちは皆、忙しいし、それぞれの道を歩んでいるから、この秘密が守られることが一番大事なんだ」
彰人も真剣な表情で続ける。
彰人「誰かに知られたら、色んな問題が起きる。だから紬のお願い、絶対に守ってほしい」
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康熙は理解したように頷いた。
康熙「わかりました。これは絶対に内緒にします。信頼してくれてありがとう」
紬は少し安心した表情で話を続けた。
紬「実は、康熙。修斗と苑香にドラマの主演とヒロインをお願いしたいんです。脚本を描いているあなたの作品で」
修斗と苑香は顔を見合わせて驚きつつも、嬉しそうに微笑んだ。
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苑香が笑顔で言う。
苑香「そうなんです。康熙さんの脚本なら、ぜひ挑戦したいと思ってました」
修斗も同意して答えた。
修斗「俺も同じく。康熙の作品は脚本としてもすごく評価が高いし、共演できるのは光栄だ」
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紬は軽く息をついて、康熙に付け加えた。
紬「ちなみに私たちは高校の同級生なんです。だから、こうして今も一緒に支え合っているんです」
康熙は目を輝かせて、メモを取りながら言った。
康熙「そうか、高校の同級生…なるほど。物語の中にもそういう絆を描けたら素敵ですね」
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会話は自然と深まり、5人の絆と康熙の脚本家としての情熱が溶け合う。
康熙「この物語、ただのドラマじゃなくて、みんなの実体験も反映させたい。秘密や葛藤、そして支え合う関係をリアルに描くんだ」
紬は頷きながら、言葉を紡ぐ。
紬「だからこそ、私たちの秘密は絶対守ってほしい。これが作品のリアリティになるし、見てくれる人たちに本当の絆を伝えられるから」
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修斗も真剣な表情で話に加わった。
修斗「仕事もプライベートもごちゃ混ぜだけど、こうやって守られてる場所があるのはありがたい」
苑香も穏やかに笑って言った。
苑香「だからこそ、このドラマは私たちの未来への一歩になる。秘密のままでも、作品として皆に届けたい」
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喫茶店の窓の外、都会の喧騒は変わらず流れている。
しかしこのテーブルの上では、ひとつの秘密が大切に守られ、そして新しい物語が今まさに動き始めていた。
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終幕
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