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特別編(インタビューや舞と葵蘭の対談子供達の会話)


特別インタビュー:「あの家の、あの4人へ」


—秘密のシェアハウス“現在”を語る—


インタビュアー:

それでは本日は、話題沸騰の「秘密のシェアハウス」に暮らすおふたりずつのご夫婦にお越しいただいています。まずは簡単に、近況からお伺いしてもよろしいでしょうか?


健太:

あ、どうも。えっと、普段は俳優業をしつつ……家では、父親業、ですね(笑)。子どもたちに振り回されながら、毎日全力で生きてます。


葵蘭:

私は大学に通いながら、主婦として、母として、毎日やることいっぱいで。でも……それが当たり前になって、逆に幸せです。健太くんが忙しくても、ちゃんと家庭に“帰ってきてくれる”のが、すごく嬉しい。


傑:

俺は、プロとしてのピッチと家族の間で、気持ちの切り替えに苦労してます。でも……ピッチに立てるのも、舞と子どもたちの存在があるからこそ。心のコンディションを保つのは“家庭”だって、気づかされてますね。


舞:

私は……皆が思うよりずっと、普通の女の子です(笑) ただ、誰よりも傑さんを愛してて、それだけで、毎日が輝くんです。お弁当作って、大学行って、家に帰って家族で笑って……それだけでもう、幸せ。


インタビュアー:

ありがとうございます。皆さんの“秘密の暮らし”が、多くの人にとって、心の支えになっていると思います。



舞×葵蘭:特別対談「“親友”というより“姉妹”です」


葵蘭:

舞って、最初からすごくストレートだったよね。傑さんのことも、私との関係も。ブレないっていうか……うん、信じてくれてた。


舞:

だって葵蘭が嘘つけない人だって、知ってたから。あんなに健太くんのこと見つめてるの、バレバレだったもん(笑)


葵蘭:

やめてよ〜恥ずかしい……。


舞:

でもさ、家族になって、大学も一緒になって、気がついたら“友達”じゃなくて“戦友”って感じだったよね。

家事育児、試験勉強、弁当作りに、秘密の維持……全部一緒に乗り越えてきた。


葵蘭:

なんか、もう舞がいなきゃ生きていけないかも。

……っていうのは大げさだけど(笑)、でもほんと、支えられてばっかりだった。


舞:

ううん、私こそ。

親友で、姉妹みたいで、お互いの秘密をずっと守り続けてる――そんな関係、他にないよね。



子どもたちの小話:「しーっ、これはナイショのおうち」


葵蘭と健太の娘・ここね(4歳)と、舞と傑の息子・そうた(5歳)による“ヒミツの会話”


ここね:

そうたくん、ねえ、またしぇあはうしゅであそぼーよ〜。


そうた:

うん、でもママが「きょうはパパのたいせつなひ」っていってた。しゅっせん?なんだっけ?


ここね:

しゅつじょう?しゅっけつ?……うーん、なんか、ボールけるやつ?


そうた:

パパね、ボールけってるけど、ママのおべんとうのがすごいっていってた。ぜんぶたべるもん。


ここね:

うちのパパはおしごとでテレビでるの。おかあさんが、みんなにはナイショよって。


そうた:

じゃあ、ぼくたちもナイショにしようね!


ここね:

うん!やくそく〜!ナイショのおうちだもんね!


2人は小さな指切りを交わしながら、リビングの隅でくすくす笑う。

その笑顔は、誰よりも純粋で、誰よりも“この家”を愛していた。


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