秘密のシェアハウス【大型長編版】

【次世代・特別編】

「家族ぐるみの再会キャンプ」

◆1. 翔一からの提案

初夏の午後、グループチャットに翔一からメッセージが届いた。

「なあ、今度さ。家族みんなでキャンプ行こうよ！

BBQして、子どもたちも一緒に遊んで、星空の下でまた語ろうぜ！」

修斗：「お、いいね。うちの5人組もキャンプ初めてだから、ちょうどいいかも」

苑香：「みんなの家族に会えるの、楽しみだね」

⸻

◆2. キャンプ場集合――笑顔と再会

場所は山間の自然公園内にある大型キャンプサイト。

テントが並び、子どもたちの笑い声が響く。

翔一（2児の父）：「おーっす修斗！相変わらずかっこいいじゃん」

美優（1児のママ）：「苑香〜！相変わらず綺麗すぎる！娘が憧れてるよ！」

修斗：「そっちは？ 娘さん？ あ、こんにちは！」

苑香：「また会えてうれしい〜！こうして家族ぐるみって、感動するね」

⸻

◆3. 子どもたちの“新しい友情”

キャンプ場では、元3年A組の子どもたちが集まり、自然の中で走り回る。

長女（修斗の娘）：「ねぇ、名前なんていうの？」

翔一の息子：「おれ、奏（かなで）！そっちは？」

次女：「私は結花！お姉ちゃんだよ！」

木登り、虫取り、川遊び――

初めて会ったとは思えないほど、すぐに仲良くなった。

⸻

◆4. 夜の語らい、そして“親”の会話

子どもたちが寝静まった後、焚き火を囲んで語り合う大人たち。

蓮司：「…まさか、俺らがこうして“親”になって再会するなんてな」

苑香：「10年前じゃ想像できなかったね」

翔一：「…でもさ、今が一番いいな。こうして家族で笑えてる今が」

修斗は、苑香の肩を抱き寄せて笑う。

修斗：「……うん。こういう夜を、ずっと守っていきたい」

焚き火の火が、みんなの表情を優しく照らしていた。